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反吐の良心

作者: 時雨笠ミコト

言葉の影響力を軽く見てはいけない


感情の赴くまま実体験に牙を剥いた内容です。

ご注意ください

本を読むのが好きだった

読み過ぎたのか目は悪かった

初めて眼鏡をかけたその日に

言われた言葉は『かわいそう』

園児であった私は何故か

その友人に苛ついた


幼馴染が好きだった

可愛くまじめな人気者

自ら望んでそばに居たのに

言われた言葉は『かわいそう』

引き立て役とか云々言われ

キレた記憶は今も鮮明


絵を描くことも好きだった

下手の横好き上等で

時折操る筆の快感

言われた言葉は『かわいそう』

君は底辺上がいるよと

言われ破って捨てた数枚


空想するのも好きだった

飴の兎にクッキーの熊

考えるだけで幸せだった

言われた言葉は『かわいそう』

その逃避癖は身を滅ぼすと

勝手に憐れむ見知らぬ誰か


色んなものが好きだった

決して誇れるものではないが

それでも好きだし幸せだった

勝手に憐れむ色んな誰か

私の為と訴えながら

勝手に下に見悦楽を得る


色んなものが好きだった

『かわいそうだ』と呪われてった

人の為だと大義をかぶり

呪い振り撒くそれが嫌いだ

シアワセだったはずのそれらに

向き合うたびに気持ちが曇る


色んなものが好きだった

なのにいつしか辛くもなった

『かわいそうだ』が塗り替えた

今日もどこかで木霊する

その良心に反吐が出る


きっと似たような経験がある方がいると思います。

私は極端な例ですが……。

多分相手はこの言葉を覚えていません。

だからこの点に関してはKY(空気読まず)に生きてやろうと思います



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