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犯罪者から勇者にジョブチェンジしました〜異世界を救う7人の犯罪者〜  作者: 風野唄
四章 慈愛国 エデル

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第083話 予想不可能な領域

誤字脱字や文章の下手さについてはご了承下さい。投稿予定時間になるべく投稿できるようにします。

よければ、評価とブクマ等していただければ幸いです。

「ここが最下層。いかにも強い敵がいるって感じがしますね。」


「秘宝が隠されているならそれも当たり前って感じがしますけどね。」


「魔物の強さがどうであっても俺達はこの先にある秘宝を入手しないといけない。」


「そこまで釘を刺さなくたって理解してますよ。」


大城の真面目さが全面に出ている。

俺達だって遊びに来ている訳じゃないことぐらい分かってはいる。

しかし、この数日の強敵との連戦に疲労感が溜まっている。

だからこそ、気持ちだけでもいつも通りでいたいのだろう。


「話もそこまでにして開けるぞ扉。」


これ以上、扉の前で立ち往生しているのも時間がもったいない。

それにこれから起こることから決して俺達は目を背けることはできないはずだ。

なら、挑戦するしかない。


「遅かったね。君たち。」


扉を開けたと同時に漏れ出す妖気。

1歩足を踏み入れれば死が待っているとさえ錯覚させれられる。


しかも、あれは魔物ではない。


「おいおい、自分から扉を開けておいて入ってこないってのは失礼じゃないかい?」


「挑発に乗るな奴は魔族。魔物とは訳が違うぞ。」


「せいかーい!ってその感じ魔族と会うのは僕が初めてじゃないねぇー。残念。」


「俺達のことを知らないふりをして何が目的だ。」


俺の首から掛けられた真偽の審判が嘘だと反応している。

そもそも魔族の言うことを全て鵜呑みにしていたらキリがない。


ここにいる理由はいくつか考えられる。

秘宝を狙っている可能性。教会からの回し者。

そのどれが答えだったとしても俺達にとっては良い結果にはならない。


「3ーーー!2ーーー!1ーーー!」


このカウントが終わればあちらからの攻撃の自由を許してしまうことになる。


「【土魔法】”砂隠し”」


相手の情報を少しでも遮断する。

他の6人もその意思を汲み取って中に入り囲むようにして位置に着いた。


今までに魔族と対戦してきた経験だってある。

それだけじゃない、死にそうになりながらも戦ってきた。


「負けるはずねーよ。」


「生意気なのは好きだよ。この手で壊した時の顔とか特に。」


「イカれた奴しかいないのか魔族は。」


本当に嬉しそうな表情で俺の顔を掠めるナイフ。

使う武器はナイフか。

刃が短いことを考えれば、遠距離やリーチの長い攻撃の多い俺達が有利なはず。


「【幻想の豪雪】!」「【思い出の燈】!」「【念力】!」


3人による一斉攻撃。

囲まれているので簡単には避けることもできないはず。


最初から全力の攻撃に流石の魔族も驚きを見せている。


衝突と同時に煙が発生し、どうなったかが見えない。


「これはこれは。思っていた以上に実力があるようだ。まともに食らっていれば無事では済まされないよ。でも、残念だがこの僕、クライネ様には効かないよ。」


完全に防がれてしまっただと。

何か特殊なスキルを煙の中で使ったとでも言うののか。


「ってあれあれ?それ、進化刀じゃないか!」


俺達の困惑とは無関係に俺の方へ一瞬で近づき進化刀に触る。

あまりの速さに反応が遅れたが数歩後ろへと下がり警戒態勢へ。


「生憎この刀は俺のだ。簡単にはあげられないな。」


「プハハハハ!知ってるさそんなこと。君よりもね。」


「どう言う意味だ。」


「そのままの通りさ。1度主人を決めた進化刀は他の誰が持ってもガラクタになる。しかし、進化刀同士が食い合いを行えば勝った方に吸収されるってことだよ。」


「そう言うことを聞いているんじゃない。なぜ、進化刀についてそこまで詳しく知っている。」


「あぁ、そういうこと。それは僕のナイフも進化刀だから。それも君よりずっと強いやつを。」


そう言うことか。あれも進化刀の仲間。

だから、あの攻撃も防げたって言うのか。

ただでさえ強い魔族に進化刀まで合わせたら、鬼に金棒という言葉がピッタリだ。


「一ノ瀬君に興味があるみたいだけど、ワシらもいることを忘れないでもらいたいね。【反転】」


スキルによって、その辺の石ころとクライネの進化刀を入れ替える。

そして、井村がそのナイフを死守する。


ナイフだけでも奪えれば大きな戦力ダウンに繋がるのは間違いない。

けれど、それ以上にその行動が悪手であることは確かだ。


「井村!俺とお前を入れ替えろ!」


「えっ?」


スキルが成功したことによって、周りが見えていない。

目の前には進化刀を取り返さんとするクライネの姿が。

俺もカバーに入るがこの距離じゃ間に合わない。


「うわぁあああーーー!!!」


井村は腹部に一撃の打撃を喰らう。

その威力は凄まじく立ち上げることも不可能だろう。


「僕の大切なものを取るからだよ。まったく。」


後ろで回復を清水に任せてこっちで戦闘に集中しよう。

追撃をしてこないように後ろを気にしながらもスキルなどのタイミングを伺う。

一手一手が戦況を大きく変える今、無駄な動き1つ許されないだろう。


「あれあれ?みんなどうしたの?そんなに固まって。まともに戦えそうなのは君だけかな?」


俺の方へ向かって攻撃を仕掛ける。

そんなことぐらいは予測していたので、進化刀で迎え撃つが同じ進化刀とは思えない衝撃で耐えるが精一杯だ。


「ここで吹き飛ばしてしまう予定だったのに少し計算ミスだったかも。」


俺が予想以上に攻撃を耐えることから今度は宮武にターゲットを変更しようとする。

宮武はサポート面に関しては高い実力を持っているが、自身の戦闘面に関しては全くと言って良いほどだ。


「俺達はチームだ。お前のような個人技では達せないものがあると証明する。」


「いつも一ノ瀬さんが良いところ取りして終わるんですから。僕らだって活躍しますよ。」


「君達2人だけでは相手にならないよ。はい、終わり。【迅雷投擲】」


あれは俺も取得している【投擲】の進化だ。

しかも、進化刀を上野目掛けて投げている。


「それも一ノ瀬さんと同じスキルだ。かなり2人は似ているようだけど、圧倒的に違う点が1つ。」


「違う点?才能かな?それとも実力?あ、分かった実績だ!」


「大正解。才能ですよ才能。彼の方が何倍も優れている。【衝撃】!」


ギリギリまで引きつけたナイフを衝撃で撃ち落とす。

これを拾うには、上野の前まで来る必要がある。


「その言葉聞きづてならないね。【魔族解放】”カオス”」


魔族解放によって本来の実力を取り戻したクライネ。

上野の攻撃のことは頭にあるはずなのに躊躇いが見られない。


上野と大城の攻撃を最も容易く抜け出し進化刀を拾い、上野の首元まであと数センチというところ。


「アンタ達に守ってもらうほど、アタシも弱くないのよ!」


ギリギリのところを宮武の魔導具によって助けられる。

宮武の持っていた人形の首が切断されているのを見るとダメージを負担してくれるものかもしれない。


「君もやっぱり面倒だ。そして、君も君も君も。だから、本気出すか。【魔族解放】”エンドオブエンド”」


突如として現れたブラックホールのような物体に体が吸い寄せられる。

身動きが全く取れない4人は吸い込まれそうになる。

もしも、あれに当たればどうなるかなど言うまでもないだろう。

足掻いてみたがここまでかと諦めそうになった時だった。


「吹き飛ばしの札!」


10階層の時と同様に吹き飛ばしの札で援護してくれる小原。

ギリギリのところで回避こそされたが意識が外れて動けるようになり、ブラックホールを食い止める。


この大きな小原の1歩から俺達の反撃が始まる。

ご覧いただきありがとうございました!

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毎日22時から23時半投稿予定!

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