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犯罪者から勇者にジョブチェンジしました〜異世界を救う7人の犯罪者〜  作者: 風野唄
二章 軍事都市 ティキア

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第023話 チーム依頼隊

誤字脱字や文章の下手さについてはご了承下さい。投稿予定時間になるべく投稿できるようにします。

よければ、評価とブクマ等していただければ幸いです。

ギルドの前に俺達は来ていた。

今日は7人全員で行動ということではない。


戦闘面ではだいぶ慣れて来たので7人全員で行動すると必ず何もしない人間が生まれてしまう。

それも踏まえて考えると今日の判断は正しかったと言えるだろう。


メンバーは、井村、小原、清水、俺の4人。


必然的に俺は前衛のポジションを担うことになるので、人一倍疲れることになりそうだ。


「入るぞ。俺達はこの街に来たばかりで顔が知られていない。余計な行動は慎むように。」


「はーい!」


中に入るとアロットとは空気感が違った。

あの街は他に仕事がなく仕方なくやっている様な人間が多かったが、こちらは全員が自分が冒険者であることに誇りを持っているような顔つきだ。


「いらっしゃい。依頼か?登録か?どっちもあのカウンターでできるぞ。」


ぶっきらぼうだが、親切な冒険者にカウンターの場所を教えてもらう。


依頼を掲示している場所がないのは不思議だが、カウンターにとりあえず行ってみることにした。

あっちも仕事なんだ丁寧に教えてくれるだろう。


「ここは依頼掲示板がないんだが、どこで依頼を受ければいいんだ?」


「こんにちは。もしかし、アロットの街から来ました?依頼掲示板なんて設置しているのはアロットくらいですから。」


どうやら話を聞いていると依頼掲示板は古いシステムのようだ。


依頼書の取り合いになったり、不正して自分のランクに見合わない依頼を受ける冒険者が続出したために、ほとんどのギルドがカウンターで案内する形に変更したという。


依頼掲示板のシステムを作ったアロットのギルドだけは頑なに続けているらしい。


「俺達7人で活動しているんだけどパーティ登録してないぞ。」


「本当ですか?それなら討伐実績に応じてランクを査定することになりますがよろしいですか。」


そのまま、俺達はギルドで待つことになった。

時間にしたら10分程度だが、この時間のロスが勿体なくも感じる。


「お待たせしました。皆様は、リトルオーガの討伐経験があるのと、盗賊討伐の経験もありますのでD級のパーティですね。それでしたら、今受けれる依頼はこちらです。」


俺達は依頼書を見せらて吟味する。


どれもこれも聞いたことのないような魔物ばかりだ。


「おすすめは、このマッドサーペントの討伐ですね。個体数が多くて困っているので報酬が改善されたばかりなんですよ。」


・地を這う大蛇の討伐

説明:最近、近くの沼地をマッドサーペントが徘徊してやがる。それも1匹2匹じゃなく、うようよとだ。これじゃあ、沼地の祠に安心してお祈りできないよ。金なら出すから誰か討伐を頼む。

報酬:1匹 400ゴールド + ギルドからの追加報酬 200ゴールド


「ただし、気を付けてくださいね。こういった魔物の異常発生には必ず別の原因があります。危険を感じたらすぐさま撤退するようにしてください。」


もっとスムーズに進めれるかと思ったけど、ようやく討伐を始めることが出来るな。


「蛇か。ワシらの知っているような小さいサイズってことはなさそうだね。」


「蛇って私、可愛くて好きです。つぶらな瞳とか。」


「小原ちゃんって意外な趣味してるね。私は完全に苦手だよー。」


俺が受けた依頼について説明していると様々な意見が飛び交う。


蛇が苦手なやつもいるようだけど、歩く足は止めれない。


徐々に辺りは背の高い木々に囲まれて光の入らない薄気味悪い森に入る。


ここまでくれば沼地はすぐだろう。


「止まれ。ここからは沼地だ。」


俺は先頭を歩いていたので後ろの方に声をかける。

俺達は木を後ろに隠れて沼地の方を観察する。


シャラララァーーー


辺りにはマッドサーペントがうようよといる。

大きさは大木ぐらいはあって、数にしたら20匹は軽くいるだろう。


「うっ。私無理かも。」


清水は手で口を押さえる仕草をして、限界なことを伝える。


俺も蛇が好きなわけではないのでこれだけいたら気持ち悪いと思ってしまう。


「どうする。1匹ずつ森の方へ呼んで倒していくしかないか?」


「ワシに任せてもらえないか?老人もたまには役に立つところを見せたいからね。」


俺らの前に立って【念力】を使う井村。

少しの物を動かせる程度だと思っていたスキルがマッドサーペントを持ち上げている。


「わわわ!それどうすつもりですか!」


「こっちおいでー!かわいいー!」


「・・・あははは。ちょっとスキルレベル上がったの自慢したくて、でもその先考えてなかったや。」


なんていうグダグダさ。統率というものは全くもって取れていない。

普段の上野と大城には感謝しておかないといけないな。


「そのマッドサーペントをこっちの方まで持ってきてくれ。刀で一撃で仕留める。」


井村は俺の指示通りにゆっくりとマッドサーペントを下ろしてくる。


すると、掴まれて動けないと思っていたのに急に暴れ出す。


「今更暴れてももう遅いぞ。」


俺はその場で胴体を両断した。


すると、進化刀がまた光を放ち形が変わる。


名前:進化刀二式【黒鉄(こくてつ)

説明:光の無い場所で育つと黒鉄へと進化する。無鉄の頑丈さはそのままに切れ味まで上昇した武器。全てが黒く塗装されており、暗闇などでは見えにくい。

スキル:【進化】Lv2 【頑丈】Lv3 【攻撃力上昇】Lv2 ???


進化したことに気を取られていると斬り殺したはずのマッドサーペントがまた動き出してこちらに襲いかかる。

口から毒のようなものを吐き出してくる。


「【土魔法】”マッドショット”」


俺は覚えたっての魔法でなんとか応戦する。

それにしても確かに斬ったのに、また動くとは厄介だ。対処方法は調べなければ。


「こいつ再生しやがるぞ!対策方法を調べてくれ!」


「頭を斬らないといけないらしいよ!」


魔物図鑑を既に調べてくれる井村。

この借りはきっちり返してやるよ。


「クソ蛇。試し斬りに付き合ってもらうぞ。」


さっきは胴体を分断するのに力を込めなければいけなかったが、今は紙でも切るかのように軽く刃が入る。


最後の力で暴れるマッドサーペントが全く恐く思えない。

他の3人に被害が行かないよう、もう1度頭を刺して殺す。


「すみません。見てるだけでなんの役にも立ちませんでした。」


気を落としてる小原の肩を掴んで俺は語りかける。


「安心しろ。これからたっぷり仕事が待ってるからな。」


黒鉄の力があれば攻撃力の心配はないことが分かったので、ここからは流れ作業。


まず、小原の【弓術】でマッドサーペントをこちらに誘き寄せる。


次に、井村の【念力】で迫り来るマッドサーペントの動きを封じる。


最後に俺が黒鉄で頭を斬り裂くていく。


頭に突っ込むので多少の傷や毒をもらったりはあったがそこは清水の【回復魔法】でカバーしてもらう。


この流れ作業になってから相当効率が上がったが、20匹全部倒した頃には全員倒れる寸前ぐらい疲労している。


「も、もう無理です!限界!」


「ひどいよ!こっちは老人だよ?」


「私、蛇好きだけど当分見たくないです。」


「おいおい、それだと俺がコキ使ったみたいだろ。協力プレイだ。」


でも、俺が疲れていないのも事実なので報酬は少し多めに山分けしてやるか。


「そういえば、ここら辺に祠があるんでしたよね?」


「ワシはちょっと興味があるから見ていかないか?」


依頼書に記載されていた祠というのを見にいくことになった。

確かにこんな場所にある祠ならなにかあるに違いないと考えてしまう。


沼地を散策しているとその祠らしき場所はすぐに見つかる。

なにせ、ここだと言わんばかりに木々の隙間から漏れた光に照らされている。


偶然なのかはわからないがすごく神秘的で魅入られる。


「もっと近くで見てみましょうよ!」


綺麗な景色に元気を取り戻した清水が祠にある石板の方へ近づいていく。

迂闊に近づく清水を見て俺は嫌な予感がした。


俺は清水を止めるために後を追う。


「きゃあーーーー!!!」


清水の足元が無くなり、落ちそうになる。

俺は間一髪で清水の手を掴むがこのままで引き上げられそうにない。


どうせ落ちるなら1人でいい。

そう思い俺は清水を力づくで引っ張り上げる。


自らの身を落としながら。

ご覧いただきありがとうございました!

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毎日22時から23時半投稿予定!

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