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序章『終わりと始まり』1

 ――全ては、三〇〇〇年前の『神魔革命(しんまかくめい)』より成り立つ…

 とある所に、神族と魔族しか居ない世界があった…

 その世界は、時に共存し…時に争い合いつつ、お互いに決めていた『決まり』だけは守ってきた。

 しかし…ある時、何一つ特別な能力を持たぬ『人間』が、全能神・ゼウスと、彼に仕える一三の力を司る神々『サティウス』(魔王を除く)によって創られた。

 それに遺憾を感じた魔族の長である魔王・ルシファは、展開へ自ら赴いたのだった。



 ☆・☆・☆



「どういう事か説明してもらおうか!ゼウス」


 中央神殿の中にあるゼウスの書斎に入るなり、ルシファは単刀直入に問い質した。


「どういう事とは何の事ですか…?ルシファ」


 机の両側に山程溜まっている書類に一つ一つ目を通しつつ、ゼウスは横目でチラリとルシファを見て問い返す。


「恍けるな!我輩だけに何も言わずに、一体何を創ったと思っているんだ!?貴様らは!!」

「ああ…何を言い出すのかと思いきや、『人間』のことでしたか…」


 更に声を張り上げながら言う魔王に対し、彼は平然とした顔でそう言うと、空いた所に置いてあるティーカップに手を伸ばし口へ運んだ。

 そして…


「我々は今まで、時に共存し…時に争い合いつつも、自分達の存在を保ち、『決まり』を守ってきました。しかし、それはいつまでも続かない事が、明らかになってきたのですよ…それはどういう事なのか、貴方は良く分かっているのではないのですか?ルシファ」

「そ…そのくらいなら、我輩も薄々とは気付いてはいたが…って!そういう意味ではない!!」


 全能神の言葉に同感の意を述べるが、すぐに自分が言いたい事を思い出すと、ルシファは机に手を突き、ゼウスの目の前へと顔を寄せた。


「何故、我輩をそれに呼ばなかったのか聞いているのだ!」

「ああ…それですか…それは――」


 ゼウスが理由を言おうとすると――


「それは、兄さんが『負』を糧とする神だからだよ」


と、書斎の入口から聞こえてきた。

 振り返ると、ルシファと瓜二つの青年がそこには立っていた。

 色で例えると、ルシファが黒と紫なら、その青年は金色と白である。


「おや…?ミカエル。いつからそこに居たのですか?」

「ついさっきですよ。ゼウス様」


 ミカエルと呼ばれる青年は、ゼウスの問いにそう答え、ルシファの横へと歩み寄った。


「ゼウス様、私から兄さんに話してもよろしいでしょうか?」

「その口振りだと、先程までの話を聞いていたようですね…良いでしょう、聖王・ミカエル。魔王・ルシファに、何故『人間』を創ったのか説明してあげなさい。但し…」


 ゼウスはそう言い、立ち上がると――


「ルシファ…ミカエルから聞いた事は、他の魔族に教えてはなりませんよ?」

「そんな事ぐらい分かっている」

「それなら良いです。さて、と――」


 ルシファの言葉を聞きながら、彼は書斎の入口へ向かった。


「何処へ行かれるのですか?ゼウス様」


 ミカエルが問うと――


「これから私は、大事な儀式へ赴かねばなりません。留守中の事はクロノスに任せてあります。後は頼みましたよ?聖王、そして…魔王」


と言い、ゼウスは書斎をあとにした。

 しかし、それが…二人にとって全能神の姿を見る最後の時となったのだった。

 ふっか〜ぁぁぁぁぁつ!んで…初めから書き直し←

 すいません…設定を忘れました←

 これから少しずつ書いていこうかと思います

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