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愛してる

作者: 小野栗子

愛してる

今頃そんなこと言わないであの時私を捨てたくせに。あの後私が何をしてたか知ってる?ずっとあなたのことを考えてた。考えてもしょうがないって知ってたのに。

ごめん。今更さ、遅すぎるんだよね。もう僕は君の過去なんだね。

そんなこと言わないで。戻れるなら、一番戻りたい、って思ってる。

僕はただ、、、ごめん。言い訳はいらないよね。君を愛してた。でも君を離せなくなるってわかってて怖かったんだ。君と離れられなくなる。これ以上は、って思ったんだ。

臆病者!私は逃げなかった。例え全てがあなたのために変えなくちゃならなくなったってきっと変えてた。今更遅いわ。もう私たちの間にあるのは後悔だけよ。

今になって気づくなんて僕はただ君だけをみてればよかったんだね。

ねえ今でも夢を見る?私によく話した。

ああよく見るよ。でも君がいなくなってから夢に見る空は夜みたいな青色なんだ。前は空色だったのに。そして太陽が変わらずに星と並んで輝いてる。そして僕は牛みたいに遅くその下を歩いてるんだ。

変わらないね。

変わったよ。星が夜空で輝くんだ。で、太陽が気づいて沈んでいくんだ。僕の居場所はここじゃないって感じで。

僕の居場所?

うん。太陽が昇っても夜は夜なんだ。変わらずに。

ねえ、たいくん。

前みたいで嬉しい。

やめて。

ごめん、、、何?

ねえ、私がいてもいなくてもたいは変わらないの?

、、、こう言おうって思ってた。もう一度付き合ってほしいって。でも、そんな言葉言っても意味ないよね。だから。もう一度君の笑顔が見たい。

いいよ。一度だけ。

その顔、その雰囲気、かなは僕がいてもいなくても変わらないね。

気づかないだけだよ。私、信じてもらえないだろうけどシャイなの。好きな人に頼まれたら、せめて叶えてあげたいから、頑張っただけ。

もう一度だけ、

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