危機
は?この人今なんて言った?
「・・・どゆこと?」
リリは呆れ顔で説明してくれた。
「えっとね治療代1000ニヌ、宿代100ニヌってところかな。払えるだろ?ねぇ、払えるよね?持ってるよねぇ?」
リリの顔はどんどん険しくなっていく。
怖っなにこの人。というかボランティアじゃねーのかよ!感謝してるけど金とるのかよ!
黙ってる俺に対してリリは
「持ってるのか持ってないのかはっきりしてくれる?取りあえず証明板だそう?」
証明板?なんだそれ、
(ヴァルちゃん証明板てなに?)
(人差し指から薬指の三本立てて振り下ろしてみて。あとは見れば分かる。あ、てめピ○チュウが瀕死になっちまったじゃねえか!もういいか?じゃな)
えっだれ?こんな適当でポ○モンやってるようなキャラだったっけヴァルちゃん
(ヴァルちゃんだよね?)
すぐに答えは帰ってきた
(あーもううるさいなあの子は寝てるよ。今は私が代理。バルって言います!よろしく。あ!?ポ○チャマァァァァア)
ヴァルちゃんの声が聞きたいと思いつつ試しに指を三本立てて振り下ろしてみた。すると
ヴォンッという音とともに半透明な板が出てきた
そこには自分のことについて詳しく書いてあった
名前:山本 図
職業:ニート (魔法使い)
年齢:18
特技:文房具召喚 逃走術
称号:バカ アホ
所持金1000000ニヌ
レベル:1
HP:120
MP:900
攻:50
防:30
敏:120
装備:ナイロンのTシャツ ボクサーパンツ ジーンズ スニーカー
所持品:なし
・・・なんかいろいろつっこみたいところあるんだが特に称号とか称号とか称号とか。
「ねぇきいてんの?」
リリがさすがに怒った感じで聞いてくる
「ごめんごめん金ならあるんだけどさ、どうやって払えばいいかわからない」
「はぁ!?そんなこともわからないの?所持金の欄をタップしてみ?」
言われた通りにしてみると金額設定という欄が出てきた。
「金額設定という欄が出てくると思うからそこに取り出したい金額を入れるんだよ、わかった?」
「あ、あぁ」
「何でこんなことも知らないんだい?」
「それはだな、・・・」
自分は異世界から来たということを言おうとすると脳内に高い声が響いた
(それはいっちゃだめぇ!!)
(あれ?バルか?・・・なんで?)
(取りあえずだめなものはだめ!ごまかして!いい?異世界のことは内緒。わかった?じゃあ私は戻るね)
嵐のように去っていったな・・・てかんなむちゃな!なんて言えばいいんだよ!!
そんなことを考えてるうちにどんどんリリの顔は険しくなっていく
「図?」
取りあえずなんか言わないと・・・
「俺さ孤児だったから何もわからないんだよね。あ、あははは・・・」
「はあ、まあいいわ。お金頂戴」
そういってリリは手を出してくる。かるいなー
「・・・そのことなんだけどさ10000ニヌ払うからこの街のこととか基本的なことを教えてくれない?」
何も知らない状況はまずいとおもい
図はそう提案した。




