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告白 + クラスメメイトが思うこと

二本、落とします。

ーー告白。


「好きです、先輩」

「俺も、ずっと好きだった」


 携帯のワンセグテレビでは少し前に流行った青春恋愛ドラマの再放送が流れている。


「告白ってさ、やっぱ男からするべきだと思うんだよね、俺は」

「別にどっちからでも構わないんじゃない?」

「いや、そこは男からでしょう!」

「女からじゃいけない理由でもあるの?」

「女の子は男が守るものでしょ⁉︎告白も満足にできないような男じゃ頼りにならないでしょ?」

「……肉食系女子が増えている現代社会で、その発言は自立した女性への侮辱じゃない?」

「ちがーーう!それはそれ、これはこれ。男が女より大きくて力が強いのは女の子を外敵から守る為なんだよ!だから男は常に女の子が頼れる存在でなければいけないんだよ!」

「………そういう言葉は、私に腕相撲で勝ってから言って欲しいな」


 とある日の放課後。

 明日のおやつ代を賭けた腕相撲勝負は、今のところ遥の連勝記録が続いている。


「明日はハーゲンダッツが食べたい」

「……高い!」





ーー( ´Д` )


「遥。ごめん」

「何が?」

「遥の鞄に付いてたストラップ、壊した」

「……あぁ。アレね」

「大事ならものだったらごめん」


 うちのクラスには学校内の有名人がいる。佐久間遥ちゃんと佐倉晴翔くん。

 二人とも付き合ってないというのが不思議な程いつも一緒にいる。

 晴翔くんは素直で優しくて面白くて、一部女子からは天然王子様と呼ばれてたりするんだけど、うちのクラスの女子だけは、彼が天然じゃないことを知っている。

 だって彼は。


「……で、壊したのってどれ?」

「気付いてなかったの⁉︎」


 素直過ぎて、自爆王子と言われているから。

 そんな晴翔くんが遥ちゃんを大好きなのは我が校で知らない人はいないだろう。

 いつも何かしらちょっかいを掛けては遥ちゃんに瞬殺されている。

 遥ちゃんは毒舌……というか、まぁ彼女もある意味で素直なんだけども……。基本的に無愛想で表情かあまり動かない。だから何を考えてるのか謎なところもある。

 そんな彼女も晴翔君には甘くて、結局は晴翔君の遊びに付き合って、二人纏めて教師に呼び出されるのなんて日常茶飯事。


「晴翔のアホ」

「遥だって面白がってたでしょ⁉︎」

「……面白がってない」

「うそ!」


 相変わらず無表情な遥ちゃんから、その感情を読み取る晴翔君は、本当にすごいと思う。

 因みに今回は、教室にホットプレートを持ち込んで、昼休みにお好み焼きを焼いていたことで、担任教師から怒られていた。



二本立て。


主題も何も考えず、ただ思い付いたまま書くのって楽しい

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