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ナイト・プロポーズ

作者: 汐野 夢咲
掲載日:2026/03/06

俺の名前は神崎 暢樹。3年前から、大学の同級生、

間宮 レオナと付き合っている。今日は俺にとって大

事な日。プロポーズを実行するのだ。

今、俺たちはデートをしている。大学の授業のこ

と、趣味のことなどたわいない会話をしながら街を

歩いている。目的地に向かう途中、レオナが結婚式

場を見つけた。

「このドレス、かわいい〜」

ガラス越しに見えるピンクのウエディングドレスを

見ながらレオナが言った。もうすぐ着れるよ。


そう思いながら俺はレオナを見つめていた。

目的地が近くなった頃、街はすっかり暗くなってい

た。しかしここからが本番だ。

目的地は東京スカイツリー天望デッキ。バイト代を

貯めて、やっと予約できたのだ。ここで夜景を見な

がらプロポーズをする。緊張で心臓が止まりそう

だ。スカイツリーを前にしてレオナが言った。

「私、暢樹と一緒にスカイツリー来たかったんだ」

それを聞いた瞬間、考えていたことが同じだったこ

とを知り、俺は嬉しくなった。


俺たちは天望デッキに向かった。観光客がたくさん

いた。今日の夜は快晴で夜景がとても綺麗だ。これ

から、もっと輝きを増していくのだろう。プロポー

ズをするのだから。

天望デッキにあるレストランに到着し、窓際の席に

座った。予約制のレストランなので数組しかいなか

った。料理がくるのを待っていると、

「夜景、綺麗だね」

とレオナが言った。夜景をバックにプロポーズでき

るなんて最高だ。


「そうだな。俺はこの景色をレオナと見られて幸せ

だよ」

「私も」

こんな会話をしているうちにメインディッシュの黒

毛和牛のポワレフォアグラのキャベツ包みが到着。

2人でディナーを楽しんだ。

料理を食べ終わり、俺は席を立った。夜景がよく見

える場所に移動したかったのだ。


移動したあと、俺はレオナの前でひざまづき、婚約

指輪のケースを開けた。

「俺と結婚しよう」

レオナは涙を堪えながら、

「よろしくお願いします」

と言った。俺は嬉しくなって、レオナを抱きしめよ

うとしたとき、

「暢樹、実はね⋯」

と言った。


「どうした?」

と聞き返す。

「私、妊娠したんだ」

と笑顔で言った。

俺は泣きそうになりながらこう言った。

「おめでとう。これから3人で幸せになろうな」

              おわり

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