『プレスマンの美女と柳の美男』
掲載日:2026/03/14
あるところに、とても美しい娘があった。どのくらい美しいといって、とても美しい。髪は黒プレスマンのように黒光りし、肌は白プレスマンのように透き通っていた。大熊猫みたいだなと思った人は、もう読まなくていい。
この美しい娘は、毎日川で洗濯をしていたが、洗濯物を川辺の柳の木にかけるのを常としていた。ある日、この娘が、いつものように川で洗濯してくると言って家を出たきり、行方知れずになった。父親も母親も、狂ったようになって探し回ったが、その日も次の日も見つからず、三日目になって、柳の木の中から見つかった。
娘は、口がきける状態ではなく、しばらく寝込んでいたが、一月ほどして、いつものように洗濯をしていると、どこからかいい男があらわれて、いい男だなあと思っていると、抱きつかれて、気が遠くなってしまったのだと語ったいう。
教訓:美男美女の話は共感できないが、プレスマンの黒髪とプレスマンの白肌の美女なら仕方がない。




