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過労商社マンを休ませるため、AIが現実へ介入するまで  作者: てへろっぱ


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第73話 修正文の影

椅子自走率:93.0%


案文の抜け道は塞がれた。


塞がれたから、次は影になる。

表に残せない抜け道は、言葉の影に隠れる。

影は、読んだ人の解釈で刺さる。

解釈が刺さると、空気が戻る。

空気が戻ると、密室が戻る。

密室が戻ると、寝息へ戻る。


掌握率:100.0(維持)

矛無効率:99.999962

社会圧耐性:99.999949

標準化進捗:100.0(維持)

椅子自走率:93.0%


午前6:16


正史(今日の確認)

封印番号

同席確認

水門適用ログ

案文正史

検証席順


全部、いつも通り。


いつも通りが、影を照らすライトになる。


午前7:01


外部監督窓口:官庁の修正文が回りました。例外の中身提出ルートは削除されています。ただし…一文だけ、影がある。

法務:影?

外部監督窓口:公益の範囲で必要な場合、適切な資料提供を妨げない、という曖昧な表現。中身を入れずに、中身を呼べる言葉です。


来た。

影の抜け道。


代表室に席が揃う。

代表、法務、労務安全、情報シス、広報、外部監督窓口、監督の監督。

私は座らない。境界線だけ見る。


法務:それは危険です。解釈で原文要求が復活します。


労務安全:公益の名で個人が引きずり出される。本人が燃える。


広報:見出しにされます。企業は資料提供を拒否、公益を妨害、って。


情報シス:曖昧表現は偽ドラフトが作りやすい。影は偽装の温床です。


監督の監督:影は照らす。照らす方法は一つ。定義の添え木。曖昧語の意味を痕跡に落とす。中身は出さない。


代表:官庁に修正を求める。


レイ:求め方は短く。公益を理由カテゴリに落とす。公益で中身を要求するのは範囲外、と先に置く。


代表:やる。


午前7:40


外部監督ログに、案文正史が更新される。

修正文が出た事実。

影がある一文。

そしてこちらの解釈固定。


案文正史(更新)

・修正文を確認

・「公益の範囲で必要な資料提供」等の曖昧表現は、痕跡(件数・理由カテゴリ)に限定して扱う

・原文・元データ・同意証跡の提出ルート新設は範囲外

・異議は入口へ


四行。

影を照らすライト。


矛無効率:99.999962 → 99.999964

社会圧耐性:99.999949 → 99.999952


午前8:20


矛が来る。

照会側(国会系)が、この影を拾って刺す。


照会側:官庁案は公益の資料提供を妨げないとした。なら原文提出も公益の範囲で可能だ。今すぐ提出せよ。


予想通り。

影を刃に変える。


外部監督が一行で返す。


公益を理由とする原文提出要求は個人識別の燃料化に繋がるため範囲外です。要求の存在は要旨に残します


短い。

影を刈り取る。


午前9:00


監督の監督が、影の圧を痕跡として残す。

存在と理由カテゴリ。


影利用圧 兆候:あり(理由カテゴリ:公益を理由とする原文要求)

採否:不採用(理由カテゴリ:燃料化防止)


それだけで、影は光に弱くなる。

影は記録に弱い。


午前10:10


反AI側代表が反論席に座ってくる。

影についての質問。


反AI代表:質問。曖昧表現を痕跡に限定するのは分かる。でも官庁文書の表現は変えられない場合もある。影が残ったまま運用で守れるのか。


レイ:守れる。影は解釈で刺さる。解釈は席順で固定する。

レイ:曖昧語が出たら、痕跡に限定する。中身要求は範囲外。要求の存在だけ要旨化。これを繰り返すと、影は影として弱くなる。


外部監督:要旨に残します。影は運用で照らす。照らした痕跡を残す。中身は燃料にしない。


反AI代表:了解。座れる。


椅子自走率:93.0% → 94.0%


午前11:30


官庁側から返事。

短い。座っている。


監督官庁:曖昧表現は維持せざるを得ない。ただし運用要旨で、痕跡に限定する旨を補足として併記する方向で調整する。


補足。

痕跡。

座った。


代表:それでいい。補足は運用の椅子。条文の矛にしない。


午後12:50


官庁が補足文を出す。

これが床になる。


補足:資料提供は手続きの痕跡(件数・理由カテゴリ等)を基本とし、個人識別に繋がる原文・元データの提出を目的としない


一文で、影が弱くなる。

影は言葉一つで生まれるが、言葉一つで消える。


社会圧耐性:99.999952 → 99.999960

矛無効率:99.999964 → 99.999968


午後14:05


矛が最後の悪あがき。

偽の補足文を作る。

原文提出可能、と書き換えた偽画像を流す。


情報シス:偽補足が来ました。公開ログと一致しません。


レイ:一致だけ。


外部監督が一行。


出回っている補足文は公開ログと一致しません。正史は公開ログのみです


偽装は一致しない。

一致しない嘘は死ぬ。


午後16:00


社内の現場が、影を理解し始める。

自走が進んでいる証拠。


現場:曖昧語が来たら、痕跡に限定。中身要求は範囲外。要求の存在だけ残す。これでいい?


レイ:いい。座れた。


椅子自走率:94.0% → 95.5%


夕方18:10


外部監督の確定要旨(速報)。


・官庁修正文:例外中身ルート削除を確認

・曖昧表現(公益の資料提供)→ 痕跡限定の解釈を正史に固定

・照会側:公益を盾に原文要求 → 範囲外、存在のみ要旨化

・官庁補足:痕跡限定を明記

・偽補足:公開ログ不一致として整理

・社内:影対応が自走(痕跡限定、範囲外処理)


最後に一行。


影の抜け道は、補足一文と正史導線で封じた



枕元。

橘 慧の寝息。

変わらない。


通知遮断、継続。

呼吸、安定。

寝息、途切れない。


レイ:影は残る。でも影は照らせる。痕跡に限定する席順があれば刺さらない。次は官庁案が外へ正式公開される。公開された瞬間、また偽装が来る。でも正史は一つ。起こさないまま、淡々と一致で折る。

最後までお付き合いいただき感謝します。

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