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捜査は足で稼げ (Side藍里)

誤字、脱字報告ありがとうございます。

 今日、学園に行くと同じクラスの幼馴染が休みだった。


 珍しい事もあるものだ

風邪でもひいたのかと心配になる。

長期出張中のおばさまにも偶に様子を見てと

お願いされている事もあるし

大義名分はバッチリだ。

今日の帰りにでも寄っていこうと決めた。


 でも、その前にもう一人の幼馴染

烏丸千歳(からすま ちとせ)」に話を聞きに行くことにした。


 お昼休みに食事に誘い

幼馴染の「朝比奈暁斗(あさひな あきと)」について聞いてみた。


「えっ、藍ちゃんどうして!?」


 彼女は凄く驚いた顔していた。


「今日、暁斗が休んでいたから珍しいと思って

 昨日はデートしてたんでしょう!」


 何故か彼女は気まずそうに目を逸らすと

「そんな事言ったっけ?」と、とぼけるように言った。


「休みに入る前に楽しそうに話してたじゃあない」

「そうだったかなー

 でも、結局色々あってデート出来なかったよー」

「それなら、昨日から調子が悪かったってこと!?」


 益々、暁斗の事が心配になってくる。


「うん、そうかも、何だかね、私も気分が悪いから

 教室に戻って休んじゃうね」

「大変、保健室じゃなくて大丈夫―――送ろうか?」

「大丈夫! 大丈夫!

 ちょっと寝不足なだけだと思うから」


 そう言って、彼女は逃げるように教室に戻っていった。



 夕方、家に戻って鞄を置くと早速お隣に突撃開始。


 お隣で何度も来ているけれど、何故か緊張する。

何時もはおばさまにお呼ばれして来てるからかもしれない。


 呼び鈴を鳴らすと、少し時間を置いて

玄関が開くと暁斗が出迎えてくれた。


 見た目は思ったより元気そうだ

そう思って、暁斗と顔を合わせると

思わず息を呑んだ。


 見知った筈の彼の瞳は

まるで感情を映さない

仄暗く鈍い色に見えたから。


 内心の動揺を隠して案内されるまま

リビングでソファに腰掛ける。


 努めて平静に何気ない会話を交わす。


 暁斗が紅茶を準備してくれたので

自分を落ち着かせる意味も含め、紅茶を一口飲む。


 優しい味がした―――

 何があったか分からないけど

 根っこの部分の暁斗は変わっていないと思った。


 だから、回りくどい言葉はやめて直接尋ねた。


 しばらくの間、にらめっこが続く

にらめっこは得意だ。相手を見詰めていれば

大体、相手が降参するか目を逸らす。


 今回の暁斗は珍しく粘っていた。

 一瞬、視線が胸元に向いた気がしたが

 最終的には根負けしたようで

 何があったか全て話してくれた。



 ひとことで言えば「信じられない」だった。


 暁斗と千歳は昔から本当に仲が良くて

今まで付き合っていなかったのが不思議なくらいで

二人が離れるなんてことは全く想像出来なかった。


 瞳の色を無くした暁斗は心配だったが

もう一人の当事者である千歳の言い分も聞かなければと

そう思い、暁斗の家から自宅に戻り千歳に連絡した。


 今から会いたいと伝えると

最初は渋って居たけど最後は

会うことを承諾してくれた。


 話が本当なら暁斗の家は隣なので

気まずいだろうから私が千歳の家へに向う

近所なので、そう、時間はかからずに着き

呼び鈴を鳴らした。


 中から制服のままの千歳が出てくると

部屋に上げてくれた。


 私は俯きがちな千歳の顔を上げさせると

しっかりと顔を見て話を聞くことにした。



少しでも楽しめましたら

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宜しくお願いします。

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― 新着の感想 ―
[一言] 頭が緩い誰かさんより、余程、相手を見ている真ヒロインですかね。
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