はじめに
※これは、小説ではなくただの日記です。面白さを求めている方はブラウザバックを推奨します。
私がこれを描こうと思ったきっかけは、とある方の動画を見て、夢を叶えたいと思ったからだ。
この日記は公開する前提で書いてあるため、基本的に個人を特定できたり、身バレする可能性があることは一切書かないので、ここにはおそらく人物名は入ってこないと思う。
文脈を考えたりするのすら面倒なので、あまり考えずに書こうと思う。
私の夢は、今のところは有名な人になる事だ。別に特別な理由があるわけじゃ無い。ちやほやされたいなんていう、ちゃちな理由かも知れない。
ここで、今の私が思う私の過去について書こうと思う。
きっと、歳を重ねるにつれて考え方は変わり、きっとこの日記すらも黒歴史になると思う。
今の私は、幼稚園の頃から正義感が強くて、その時は諸凸猛進だった。誰かが殴られていたら、その誰かが嫌いな人でも声を掛けて、止めようとしていた。それから自分に飛び火したこともあった。
そんな諸凸猛進さは、おそらく小6まで続いた。私の精神年齢は、他の人に比べておそらくはるかに低かったと思う。他人をイジることを、本気でイジめていると思っていた。そんなある日、私は友達に
「私は良いと思うけど、お前はもう少し周りの人にも目を向けろ。」
みたいなことを言われた。多分こんな感じの言い回しではなかった気がする。
でも確かにそんなことを言われた気がする。ふとした時の会話だったけど、何故か記憶に残ってるってことは、私に何か影響を与えたんだと思う。
中学に入る頃には、もう揉めごとなんてほとんど起こらなくなっていた。揉め事が起こらないっていうのは、今の私にとってはという事であって、その頃は揉め事だらけだと思っていた。
私はまだ「イジる」という単語を知らなかった。だから、私はあちこちで会話中にやめろって言ったりして、空気を凍らせまくってた。
そんな事をしていたからか、私は知らない間に面白く無い帰宅部なんて風に認識されてた。それを自覚したのは、私がつまらない人間であることを前提に話題を振られた時だ。
そのせいなのかはっきりとは分からないが、私を軽蔑する奴も出て来ていた。(私が軽蔑されていると思っているだけで、本当にそうだったのかは今でもわからない。)
はっきりと時期は言わないが、その軽蔑に耐えきれず、私は、暴言すら言って無いクラスメイトに暴力を振るった。その時にちゃんと謝るべきだったんだと思う。最悪でも、その週のうちに謝るべきだった。
でも、中二病が発症していたのと、ずっと被害者側だった私は、悪いことをしたと微塵も思わなかった。
そのまま月日が経ち、もうとっくに時効になったと言っても良いようなある日、自分が悪かった事に気がついた。その頃には「イジる」という単語を理解していた。
このきっかけに、一つ心当たりがある。私の憶測だし、あんまり思い出したく無いので曖昧だ。
それは、私が授業中に親友に質問したことに対して、親友が答えた事だった。
「お前、おもしろくないぞ。」
口調はこんな感じじゃなかったが、こんなことを言われた。
私は多分人生で初めて明確に傷ついた。その子は本気で自分のために言ってくれているからこそ、心に響いたのだ。その日、風呂に入っているときに、初めて自分で自分を見直すということをした。
おそらく、その時に自分が手を出されてもいないのに人に暴力を振るったという悪事に自覚を持った。
風呂を出てから、どんどん過去を振り返ると、自分がクズ野郎な事に気がついた。
私は、人の暴力を止めるくせに、バカにされた程度で誰彼構わず殴るクズだった。
淡々と描いてあるが、これは私にとってとてもショックだった。正義感が強く、優しい子だと言われながら育っていたからだと思う。優しいなんていう唯一の長所は、ただの思い込みでしかなかった。
辻褄あわせがあるかも知れないが、このようなことがあった日から、私は自己嫌悪と一緒に過ごした。かなり頻繁に夜寝る前に涙が止まらなくなったり、腕を噛む癖がついたりしていた。
今思うと、この自己嫌悪が本物なのかわからない。もしかしたら、これ自体が私の愚行を私自身に許してもらうために使っていた言い訳なのかも知れない。
「私も私が悪いと思っています。私も私が嫌いなんだよね〜」と言った具合だと思う。
そんな下らない厨二病生活は1年ほど続いた。
その生活が終わったきっかけは、私でもはっきりとわかっている。
小説との出会いだった。その頃の私は、小説が嫌いだったのだが、その頃に流行っていたラノベを読んだ時に、ふとこんな考えが私の頭に浮かんだ。
「人はみんな環境や、育てられ方などの影響によって性格が形成される。つまり、人物が行動するのは、そう行動するように育てられて来たからだ。」
そんなふうに思った。もちろん、犯罪を犯しても良いなんていう考えを持ったわけじゃ無い。
ただ、その悪いことをしたからと言って、その人を悪い人だと決めつけるのではなく、そう行動する様になった因果を断ち切ってあげて、償いをすれば、その人は許されるべき存在に戻る。そんなふうに思った。
私は、もう間違ったことをしない様に気をつけようと本気で反省した。
今思ったけど、本気で人が反省した時っていうのは、反省したなんて思えないんだな。その時には、反省したなんて思ってなかった。間違えるのが怖くて、せっかく覚えた「イジる」ことをしなくなっていた。
過去の話はこれくらいにして、この過去を踏まえた上で夢について語ろうと思う。この夢の話が嘘の綺麗事だと思う人もいると思う。大体、これは公開されている日記に書いてある事なんだから。
正直いうと、嘘とは言わないが、綺麗事だ。私は自分の利益のために、この夢を持っている。
でも、それでもここは日記だから、自分が善人で、みんなから尊敬されるべき存在で、誰よりもカッコいい人間だと思って書く。
私は、胸糞悪いのがとても苦手だ。誰かが虐められているという事実だけでなく、虐められていたという過去を聞くことすら苦手だ。だから、私は人の不幸話を聞いても、その話を、
「もう、この時代じゃそんなことあるわけねぇだろw」
と思うことができるような日本にしたい。他人の不幸を聞いても、胸糞悪いなんて思うことすら出来ないほどに、全員が笑える世界に住んでいたい。
汚く言えば、胸糞したく無い。
だから、私の夢は、誰もが知っているほど有名になりたい。
そして、なんかこの名前聞いたこのあるなって思って私の書いた小説を読んでくれたり、大して面白くも無い私の小説を真剣に読んで、本気で書いた思いを受け取ってくれる人で溢れる世の中にしたい。
そして、誰もが本当の意味で優しい世界にしたい。
そうなれば、少なくとも私の身の回り。私の目につく範囲内には、昔の私のような存在はいなくなるはずだ。私が昔、意味のない暴力の被害者でなければ、私がそのときに助けてもらえていれば、きっと、心の余裕をもって、あのときすぐに謝ることができたはずだから。
書き方的に、めっちゃひどい虐められ方をしていたみたいな風に見えるので、補足。
そんなにキツイわけじゃないし、長い期間あったわけじゃない。突然殴られる程度のことが、ちょこちょこ起こっただけだ。
ただ、幼くて、もっと酷いことをされている人がいることを知らなかった幼稚園、小学生だった私にとっては、大きなことだった。