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総合評価500pt突破しました!ありがとうございます!
カランカラン
ドアを開けるとチラホラとお客さんがいる。
中は時代を感じさせる感じになっている。
カウンターの所を見てみると本当に男の人がオーナーをやっていた。
オーナーは少し白髪がありオールバックの髪形をしており口髭を生やしておりかなりダンディーさ溢れる人だった。
俺も40から60歳になったらあんな感じになりたい。
オーナーの人は俺達に近づき俺を見た瞬間少し驚いた風に目を見開いたがすぐに元の表情に戻す。
男が来るのは俺が初めてか滅多に男が来ないからか?
「2名様でよろしいでしょうか?」
声もダンディーだな。
「はい2人です。」
「テーブルとカウンターどちらがよろしいでしょうか?」
「隆二君どっちがいい?」
「俺はどっちでもいいすっよ。」
「じゃテーブルで。」
「かしこまりましたではこちらへ。」
そう言いテーブル席へ案内しメニューを渡してくれた。
「ご注文が決まりましたらそちらにある紙に記入し私の所へお渡しください。」
「はい分かりました。」
「ではごゆっくりと。」
そう言いオーナーはカウンター席へと帰っていった。
「何でいちいち紙に記入して渡さなきゃいけないんですか?」
「あぁそれはねオーナー手を上げただけじゃ分かんないときあるしそれに声をかけなくてもいいから周りの人にも迷惑をかけないっていう仕組みなの。」
おいおいなんだよ。
オーナーの心遣いが凄すぎてちょっと感動したぞ。
それにしても周りの人からの視線がチラホラと感じるな。
まぁ見るだけだしいいか。
下手に話しかけてうるさくするもんだったらここから追い出されるからな。
「で隆二君はどうする?」
と言いつつメニューを琴音さんから受け取ると俺は迷った。
「うーんどうしようかな無難にコーヒーとかでもいいんですけどね、でも折角来たんだしちょっと冒険してみるのもありっすね。」
「そっかそっかまぁゆっくり考えな私の奢りなんだからさ。」
「えっ?」
「んっ?」
「えっ琴音さんの奢りなんですか?」
「えっだってそれが普通じゃん。」
「いやいや俺が払いますよだって俺が誘ったんだし。」
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