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結局あかりともプリクラを撮ったが麻帆が勝った意味ないじゃんと思った。
だが幸せそうにしている2人を見ていると別にいっかと思えてくる。
時間を確認しようと思い携帯を取り出すと電源オフとなっていたため電源を入れたらそこには100件を越えるメッセージが来ていた。
ちなみに全部母さんからだ。
中には
「どうして返信してくれないの?」や
「母さんの事嫌いになったの?」とか
「もしかして隆二が優しかったのは全部夢だったの?」とか
「そうよね隆二が優しくなるなんてきっと夢だったのよね」
と等々とまるで全て夢だったと思わせるほど内容で若干病みかているかなーと思った。
そんなこと思ってるいる暇はないとすぐに切り替え今すぐに家に帰る準備をした。
電話で安心させるのもいいがそれだと時間が掛かりそうなので家に帰って顔を見せた方が早いだろうと思った。
「悪いあかり麻帆、母さんがめっちゃ心配してるから直ぐに帰るわ。」
「えぇ!もう?」
「わりぃな顔を見せた方が母さんも安心するからさ。」
「まぁそれはしょうがないよねお母さんも男でさらにこんなイケメンだったらめっちゃくちゃ心配するからね。」
「そう言ってくれると助かるよ麻帆じゃまた明日な。」
「あ 待って隆二君!まだ私連絡先交換したないからしてくれない?」
「そういえばまだ麻帆とはしてないないいぞ。」
小さくガッツポーズをする麻帆を見て癒される隆二だった。
「じゃ今度こそまたな。」
「うんまたね!」
「早速今日の夜とかに連絡するね。」
「おう!楽しみにしてるぞ。」
俺は2人に別れを告げ急いで家に向かった。
途中女性の人とすれ違った時に二度見されたがゆっくりと顔が見れないのがとても残念だった。
肩で息をしながら鍵を開けて家に入ると電気はついておらず真っ暗でもしかして誰もいないのかと思った。
だが何か声が聞こえて耳を澄ましてみるとリビングから母さんの声が聞こえた。
リビングのドアを開けるとやはり母さんがいた。
しかしその姿は椅子に体育座りしていて携帯の画面をじっと見つめていた。
「母さんただいま。」
俺がそう言うと母さんはゆっくりと顔の向きを変えた。
そして俺を見た瞬間目を見開き大声俺の名前を呼びながらで俺に抱きついてきた。
「隆二ーー!!」
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