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異世界転生か異世界転移どっちがいいかなって考えてたら2時間もたってたし...
「グヘヘヘヘ隆二君の笑顔さいこーう♪」
と鼻血を出しながら自分の世界へと逝ってしまった。
(はぁこんなで俺の高校生活大丈夫か?)
と登校初日で不安いっぱいになる隆二だった。
「ほらあかり早く正気に戻れ購買行くぞ。」
「はっう!!隆二君ゴメンつい隆二君の笑顔が素敵すぎて。」
(リアルにはっう!!って言うやついたんだマンガだけだと思ったけど、まぁこの世界がマンガみてーなもんだけとな。)
「とりあえず早く購買行こうぜ多分早くしないと混むだろ?」
「うんだねじゃ行こっか!」
そう言って廊下を軽く走る隆二とあかり教室から購買は歩いたら10分ぐらいのところにありけれども2人は走ったおかげか5分で着いたがそれでもやはり購買は混んでた。
(うわーやっぱり混んでんな。うーんどうするかなこのまま混むのが落ち着いてるのを待ってたら多分ろくなのが残ってないだろうし。)
「隆二君!待ってて私が買ってきてあげるから!」
そう言ってクラウチングスタートをしているあかりが今にも飛び出しそうだった。
「待て待てあかり何しようとしてんだ?」
「何って?隆二君のお昼ご飯を獲得するために行こうとしてるんだよ。」
「いやいやあそこに入ったら間違いなく怪我するからやめとけやっぱり俺がいくから。」
「何言ってるの!?あんな飢えた猛獣しかいないところに最高級の餌を放り投げるようなもんだよ!?絶対ダメだって!」
「じゃ2人で行けばいいか?」
「えっでも。」
「いざというときはあかりが守ってくれよ。」
(まぁ俺のお昼の為にあかりが怪我でもしたら最悪な野郎になっちゃうからな。)
「うん!勿論隆二君は私が何があっても守りにくからね!」
(ふーむそう言う主人公的なセリフは俺が言いたかったんだがな。)
「ああ頼むぜあかり。」
「もっちろんじゃ行こっか購買(戦場)に!」
「おう行くぜ!」
と雄叫びをあげながら突こっもうとしたときに女子の一人が隆二に気付き
「あ!男!」
と言った瞬間
「何だって!?」
ざざっ
それはそれは綺麗に道ができたとさ
「どうぞ!!」
(え~せっかく人が覚悟を決めて突こむところでこれかよまぁ
人がいない事にこしたことはないんだけどね。)
隣のあかりはというと
「スッゴいね!流石隆二君。」
と無邪気にはしゃいでいた。
「まぁとにかく買おうぜ。」
「うん!」
(なんかものスゲー疲れた。)
鈍感系主人公って絶対いないですよね?いたらひねり潰したくなりますもん




