私、幽霊と友達になります。
ガヤガヤ...ガヤガヤ...
人の声が聞こえる。
近くに誰か来たのだろうか?
もしかして不審者みたいに思われてるとか?
取り敢えず弁明しよう。
そう思って、テントから出ると、
そこには沢山の人がいた。
「えーと、いや、別に怪しいものじゃなくて、その...え!?」
訂正、人ではなく幽霊だった。
だって足無いし、空飛んでるし。
「えーと、どちら様ですか?」
「まぁ強いて言うならそこの墓の者だな。」
喋った。
まぁさっきからガヤガヤ言っているから解ってはいたが、
返答されるとは思っていなかった。
「ええと、あなたは幽霊ですよね?」
「まぁそうだな。そんな感じだな!」
明るいオジサンのようだ。
「どうだ?驚いたろ。」
「ええ、驚きました。それでですね、わ、私と友達になって下さい。」
何とか言えた。
そういえば、会話するときに人と違って余り緊張しないな。
この幽霊なら友達になれそうだ。
「驚いたか、そうかそうか、え?友達?まぁええよ。
にしても友達か、まさか幽霊になってからも友達が出来るとは。」
「ありがとうございます。あなたと喋っていても緊張しないから友達になれて良かった。私の友達1号ですよ。」
「まぁ幽霊の友達なんて、普通いないからなー。
そもそも、俺ら嬢ちゃんから離れられないから友好的なのは楽でええは。」
......は?え?離れられない?どゆこと?
「えーと、離れられないとは?それに俺ら?」
「おう、ここにおるやつらは皆嬢ちゃんに取り憑いとるからな!」
「何でそんな事に?」
「いや、まぁ何か憑けそうな人が来たから電車に乗る感覚でひょいと。まぁさっきから気にすんな!」
「まぁもともと幽霊に会うために来たので別にいいですけど。
というか何で私、幽霊見えてるの?」
「沢山の幽霊が憑いたから霊力的なのもが身に付いたんちゃう?」
「何ですかそれ?」
「まぁ適当に言っただけやから気にすんな!」
「はぁ、そうですが。」
そんな感じで幽霊と友達になった私は、家に帰るのだった。
5人の幽霊と共に。
ああ、リア充な日々が待ち遠しい。
幽霊は5人位いますが、名前等は特にありませんし、性格持ちの霊は1~2体位です。