私、夜ノ守パークに行きます。2
パークは5まで続く予定です。
「次はあれに乗ろーぜ」
「あれもなかなか楽しそうだな!」
「ちょっと苦手なんだよね私、こういうの」
「キャーーーーーーーー!」
ああうん、多分あれは無理なヤツだ。
ジェットコースターは私には難易度高そうだな
「おーい、早く行くぞー!」
「あー、私は少し休憩してるから行って来たらいいんじゃない?」
「あれれ?もしかして芽依ちゃん怖いの?ブルってるの?」
「いやいや、そんなこと無いよ、私はただ...」
「怖く無いなら乗れるよね?ホラホラ~ビビってないでさ」
こいつ、人が無理なの解ってて煽ってきやがる。
流石にイラッと来た。
「ああいいとも、乗ってやろうじゃないか!」
「一名様ご案内~、チョロいね」
~30分後~
「もう少しで乗り場だな!」
「ああ、やっぱり並ぶんじゃ無かった。逃げたい。」
「ほらほら、そんな辛気くさい顔せずに楽しもうよ」
「30分あれば決意の一つや二つ位無くなるのよ......」
やっぱり無理!待ってる間凄い恐怖なんだけど!
あんなの人の乗るヤツじゃ無いって絶対。
「おっ次の奴に乗れそうだな!ワクワクするな!」
「大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫......」
「あー、そんなに怖いの?」
「ここまで並んだら引き返せないのよ」
「皆様、安全バーをしっかりと下げたかご確認下さい。
...それでは、夜ノ守コースターで楽しいひとときを!」
とうとう乗ってしまった。
ゆっくりと頂上に近づいてくのがもう怖い。
何であんなに他の人は楽しそう何だろう。
そんな事を考えていたら、角度が水平に戻った。
正面に見える景色は、遊園地エリアと多くの人、
そして、地面だった。
「ギャーーーーーーー!」
まっ逆さまに落ちて行った。
そこから捻ったり回ったり上すれすれの所を通ったりと
迫力満点だった。
「いやー、楽しかったな!もう一回乗りたいな!」
「もう、無理、勘弁して、無理だから、はー、はー」
「あー、無理っぽいな」
「というか君らだけで乗ってこれるじゃん。そもそも君ら並ぶ必要無さそうだし」
「あ~、確かに俺ら席要らないから直ぐに乗れるな」
そして、私がベンチで休んでいる間に、五回ほど乗ってきたらしい。
ああ、ジェットコースターが恐ろしい。