一日目 喫茶店2
「とりあえず、何か頼もうよ」
そういえば僕たちはこの店に来てまだ何も注文していない、気づけば喉も乾いていた。
「僕はアイスティー」
「俺はコーヒー砂糖抜きのやつ」
「私オレンジジュース」
「あたしはカフェオレにしよっと、すみませーん」
瞳心は店員を呼びつけ注文をしている。こういうときさっと注文できる人には関心する。僕の場合は呼びかけて手を上げても気づいてもらえず、そのままゆっくりと手を下ろすという恥辱を味わうととなる。名前はわからんが、注文するときに押すボタンがあれば気にすることもないのだろうが、あいにく田舎にあるような古い喫茶店にはそんなものはなかった。
「本題にはいろうか、明日行きたい場所とかあるかな?」
そうだった、そのためにここにきたんだった。さっき頭が真っ白になったせいですっかり忘れてしまっていた。
「はいはーい、俺カラオケに行きたい」
「カラオケか、無難なところね、空ちゃんはどこか行きたい場所とかある?」
「私は皆の行きたいとこでいいよ」
「僕もどこでもいいかなぁ」
「自己主張が足りませんなぁ二人共、私は映画が見たい!最近放映されたアレ」
「ああ、あのエイリアンと戦うやつか、それなら僕も興味がある」
最近放映されたエイリアンウォーズ2、シリーズもので、前作のエイリアンウォーで意味深な終わり方をしていたので気になっていた作品だ。1作めもかなり人気で今回満を持して、その2作目が放映されたばかりなのである。
「お、なにそれ面白そう」
「私もそれ見てみたい」
どうやら満場一致らしい。
「瑠奈ちゃんは怖いのとかだいじょうぶかな?」
「瑠奈は怖いの苦手だったなそういえば・・・」
昔、3人でお化け屋敷に入ったことがあった。妹の玲奈はすいすいと先に歩いていったが、瑠奈は足がすくんでしまいその場にうずくまって動けなくなってしまったことがあったのだ。その後瑠奈をおんぶしてなんとか出れたのを今でも覚えている。
「あちゃーじゃあ違うの見る?」
「いや、たまにはいいんじゃないか?それに本人に聞いてみないと見れるかどうかもわからないし帰ったら聞いてみるよ」
怖がりだったのは小学生くらいのときだし、今はどうか分からいので後で本人に確認することにした。
「よっしゃ、じゃあ映画の後に玲奈ちゃんの御見舞いにいかないか?まだ時間あるだろうしさ」
「賛成!」
「うん、問題ないよ」
「意義なーし」