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あの世界に転生して中学校に行ける事になった。
ボクがおじいちゃんの村に拾われてからしばらく経った。
ボク等魔族が住まう家にボク当てに魔法学園中等部への招待状が来た。去年アドルフ兄様が行かれてしまって私は寂しかったので二つ返事で学園へ通う事にした。
「薫さん!最後にモフモフさせて!ね。お願い…」
「はいはい。マリアは仕方ない人ですね……ちゃんと長期休刊には、帰ってきて下さいね。」
薫さんはもう、18になりました。今年で魔法学園を卒業してしまうそうですが、教師になる為に大学部へと進む為まだ、学園にはいるそうです。
ヒロインが登場するであろう私達が高等部に進学する頃には薫さんは教師として働けるでしょう。
「うーん。気が向いたらアドルフ兄様と帰ってくるよ。」
「アドルフを引っ張ってでも帰って来い。衣華さんも拓海さんも悲しんでた。」
衣華さんも拓海さんもなかなかナイスな中年になり、私達は家族になりました。
衣華さんと拓海さんが結婚し、アドルフ兄様と私が養子として迎えられました。
正真正銘の家族になったんです。
「お父様もお母様も悲しんでたって伝えればイイんだね。分かったよ。」