あの世に転生して、お礼を言われました。
ハルトさんの変な感じが何故なのか気になります……
「なんでー?」
「なんででしゅー?」
「帰ってきておかえり。なんて言われた事無いからね〜何処でそんな事覚えたの〜?」
どうやら、この家には、おかえりと言う習慣が無いようです。
「マリーが!」
「ごほんでよんだの!」
「ありがとう。マリアのお陰だよ」
フフフ褒められると悪い気はしないな。
今日で、マリアこと、マリリアンヌは4歳です。
来年からは、幼稚園に通うようになります!
原作でのマリリアンヌは病弱で幼稚園に通って居なかったので、原作との違いにほっとしますが、これは、これで、大好きな死んでる系妹像が壊れてしまいます・・・なんだか、複雑ですね。
「今日で、マリアも4歳だね。
って事でプレゼントをあげよう!」
「さんにぃにぼくには?」
「べつに、わざわざよういしなくてもよかったでしゅ。」
「マリアも言う様になったね。そして、キズナ?お前の誕生日はつい最近過ぎただろ?」
そうです。キズナ君は昨日誕生日でした。
まぁ、私の誕生日って言ってもこのウチに来た日なので、本当の誕生日はもっと前ですがね?
「マリアはキズナへの誕生日プレゼントだったのかなー?
それとも、お母様が女の子が欲しい女の子欲しいって言ってたからお母様へのプレゼントなのかなー?」
「しらない!」
「しりましぇん!」
違いますよ。ハルトさん。
ボクが、生き残れるようにお父様が頑張ってくれた結果たまたまこのウチに来たんですよ。
キズナへのプレゼントでも、お義母様へのプレゼントでも、無いんです。
「ハハハ・・・ありがとうマリア。
君のお陰で世界が明るくなったよ。」