騒音
最近、騒音に悩まされている。決まって、私が眠ろうとした時にその音がする。
ドンカンチンチロドカピッシャン…
ドンカンチンチロドカピッシャン…
遠くで祭でもしているかのような音が、ここ1ヶ月毎日のようにしている。夢でもみているのかと思っていたが、どうやら違うようだ。
その音は、遠くから聞こえてくるようだが、なんだかとても近く感じる。精神を蝕むように、私の寝不足の頭に響いた。
警察には何度も言ってはみたが、まるで解決されない。私の他に騒音の被害は無いそうだ。
私だけにこの音は聞こえている。そう理解できた。正直怖い。怖いのだが、被害と言ったって寝不足だけなのだ。なぜだか安心すら覚えてしまいそうな、そんな音に聞こえてくる。
ドンカンチンチロドカピッシャン…
ドンカンチンチロドカピッシャン…
なぜだろう。この音が懐かしく感じるのは。
ドンカンチンチロドカピッシャン…
ドンカンチンチロドカピッシャン…
音のする方向の壁に、耳を当てた。
ドンカンチンチロドカピッシャン…
ドンカンチンチロドカピッシャン…
耳のすぐそばで、音がした。
ドンカンチンチロドカピッシャン…
ドンカンチンチロドカピッシャン…
ドンカンチンチロドカピッシャン…
この壁の向こうは何も無い。7階にあるため、人が登ってくることもできないはずだ。
ドンカンチンチロドカピッシャン…
ドンカンチンチロドカピッシャン…
ドンカンチンチロドカピッシャン…
これは一体、何の音なのだろう。
ドンカンチンチロドカピッシャン…
ドンカンチンチロドカピッシャン…
ドンカンチンチロドカピッシャン…
もっとよく聞こうと、身を乗り出した。
すると、壁の中に吸い込まれてしまった。
ドンカンチンチロドカピッシャントントン…
ドンカンチンチロドカピッシャントントン…
ドンカンチンチロドカピッシャントントン…
壁の中には、沢山の人がいた。皆、それぞれが音を立てていた。
ドンカンチンチロドカピッシャントントン…
ドンカンチンチロドカピッシャントントン…
ドンカンチンチロドカピッシャントントン…
音は、鳴り止むこと無く私の精神を蝕み続けだ。気がつくと、私は壁の一部になっていた。
ドンカンチンチロドカピッシャンシャン…
ドンカンチンチロドカピッシャンシャン…
ドンカンチンチロドカピッシャンシャン…
音は私の声を吸収し、新たな音を追加した。そして、移動を始めた。新たな音を吸収するために。
ドンカンチンチロドカピッシャンシャン…
ドンカンチンチロドカピッシャンシャン…
ドンカンチンチロドカピッシャンシャン…
ドンカンチンチロドカピッシャンシャン…
ドンカンチンチロドカピッシャンシャン…
シャン…
キーワードは思いっきりスベるだろう。
夏にはぴったりだね!
一応ホラー ほらぁ!怖いだろ!ほらぁ!
ドンカンチンチロドカピッシャン…って半角で打ったのに全角になってしまった。
はっきり言って書きづらかった。
前の文読めないんだもの。
あんまり後書き書くと本文より内容濃くなりそう。いやわりとマジで。
すごいなんとなく思いつきで書いてるから。最初ホラーにするつもり無かったのにさ。ホラーにすらなってないかもしれない。だって怖くないんだもの。
迷子