螺旋　緑の世界

時は未来。だが100年前の大災害によって、全世界は昭和初期頃の科学水準にまで逆戻りしていた。
そんな中『女の白い手』という悪夢にうなされ、見知らぬ部屋で目覚めた主人公は、一人っ子の自分には居ないはずの『七人の兄妹』に困惑する。
彼らの言う自分が、『自分ではない』と解っていながら、証明するための記憶は欠損したままの主人公と、そんな彼を心配し、見守る不思議な7人の兄妹達。自分という記憶を失ったまま、ギクシャクと始まる『家族ごっこ』
そうして日々を暮らしていくうちに、主人公は、彼の兄妹達の『隠された秘密』に気付いていく。