真実とその先へ
皆様お久しぶりです!
Lira.は今回で1章の最終話です!
それでは!今回も楽しんで下さいね!
「着いた。」
私はその大きな建物を見つめた。まるで、の平安時代に来たにような空間。そこには少女が2人。
「いらっしゃいませ。お待ちしておりました。麗蘭様。」
「その名前はどこで?麗香から聞いたのかい?」
少女2人は頷き私を部屋へ案内した。ひたすら歩く。その先にある大きな部屋へと足を踏み入れた。その時だった。部屋の奥に座る女と目が合ってしまった。そう、あいつは……。
「朝比奈…麗香…」
私は思わず呟いた。お互いにここにくることは知っていたのに、それでも驚きをかくせない。
「…麗蘭様。お話を。」
私はゆっくりと頷いた。
***
少女は言いました。
私は運命を変えなくてはいけない。私が殺さなくてはならない。麗蘭…。
「……死ね。死ねえええぇぇ!」
ナイフが小さな身体に突き刺さる。
昔見た赤い色。真っ赤な色。
その場に倒れこむ小さな少女。それを見下ろす黒い瞳の少女。
「待って!彼女は…僕の…」
勢いよく目が覚めた。どうやら、こちらが現実のようだ。それより、彼女はどうしたのだろうか。見覚えのある後ろ姿。麗蘭…。
誰なのだろうか。
「……Lira…。」
突然、彼女と夢の中の記憶の少女が重なる。
幼い少女。黒く長い髪。
「……?」
そういえば、さっきから彼女の気配が一切しない。
「…っ!」
突然、鋭い痛みが頭にはしる。その時だった。頭の中を映像となり、今までの夢や記憶がながれる。
「…行かないと…彼女はまた殺されてしまう。」
夢の中にでてきた、たくさんの映像。それに一致するもの。黒い瞳の少女。大きな建物。僕はひたすら走った。あの景色には見覚えがある。彼女と僕が、契約したあの日。あの場所は…
***
「それで、なんだい?話とは。」
目の前の彼女は笑う。
「うん。あれよ!あなたのとこの、可愛い男の子の話!」
この女には人の声や誰かと目を合わせただけで、そいつの思っていることや、過去のことが全てみえてしまう。ただし、私にその術は効かない。
「ああ、お前さんもずいぶんと変な趣味をしているんだなぁ。」
「まあ!失礼な…」
「それで、私からなんだか…麗になにを…」
遠くから足音がやってくる。
「Lira!」
私は目を見開き、彼を直視した。
「麗!」
すると、彼女は言った。
「だからさっき、言うつもりだったのに…」
「僕も今まで知らなかった。けど…彼女は、Liraは殺させない!」
麗は全てを思い出したんだろう。真実もその先の答えも。
「ああ、だから昔も同じ様なことになった。」
「もお、終わらせよう…麗香。君は、本当はこの世界にはいないんだ。」
私はゆっくりと話した。
「あの使いかけの田倉の自宅。紙人形でできた人間。話す指輪。あんな不思議なことは、普通の人間には起こせないだろう。最初からできていた台本で思い通り。お前はこの策に大変な失敗を起こしていたんだよ。あの電話。私の能力があれば、犯人なんてすぐにお見通しさ。そして、お前は私を殺し、上の位にたとうとした。私は見つけたんだよ。6年前にお前が私に見せてきた小さな人形を。 」
「…人形。」
麗香は桃色の唇を震わせ、小さく呟いた。
「…ずっと友達。」
乾ききった彼女の瞳からはボロボロと涙か流れる。
「…麗香。」
すると、Liraは鞄から小さな人形を取り出した。中には見覚えのある紙人形があった。そこには『ずっと一緒』と記されていた。そう、彼女たちは従姉妹でもあり友達でもある。そんな関係だったのだ。
「ごめんなさい…。私、あなたに酷いことを…」
「いいんだよ。また、2人で話せるんだから。」
「本当にありがとう。また、遊ぼうね───」
彼女の姿は、散りとなり消えた。
***
僕とLiraはいつも通り事務所にいた。
「で、どこまで思い出したんだい?」
「えっと…、契約がどうしたとか。本当の名前を呼ぶと術が使えてなんとか…とか。」
彼女は満足気に微笑んだ。足を組み直すと、そっといった。
「お前は私を少しは信頼してくれたんだな。」
「…さぁ?」
僕と少女は、事件を解いていく。
どうでしたか?
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