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Long-Pursuit 〜星を失った旅人たち〜  作者: まりちゃんのだんな


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第18話 宇宙の扉

ヴァルグとの戦いのあと。



宇宙は静かだった。



破壊された魔族の戦闘機の残骸が、ゆっくり漂っている。



俺たちは宇宙船に戻っていた。



ブリッジでは父さんがモニターを見ている。



「魔族の反応は消えた」



ハイロンが息をついた。



「助かったな」



でもリアは窓の外を見ていた。



遠くに光がある。



不思議なエネルギーの柱。



セレスティアの力だ。



「近づいてる」



リアが言った。



「宇宙の中心」



宇宙船はその光へ向かって進む。



時間がしばらく過ぎた。



そのとき。



レーダーが新しい反応を見つけた。



「前方に巨大構造物」



カイルが言う。



モニターに映ったものは



巨大なリング。



星より大きい金属の輪だった。



宇宙に浮かんでいる。



俺は驚いた。



「なんだこれ」



父さんがゆっくり言う。



「古代文明の装置かもしれない」



宇宙船はリングの近くへ行く。



そこには古い文字のような模様があった。



リアが近づく。



その瞬間。



リングが光った。



ブワァァ……



巨大な装置が動き始める。



宇宙に光の道が広がる。



シーラが叫んだ。



「ゲートだ!」



父さんがうなずく。



「宇宙の外へ通じる装置」



俺は息をのんだ。



宇宙の外。



女神の体の外側。



そこに魔族がいる。



リアがリングを見つめる。



体が少し光った。



耳が獣の形になる。



金色の瞳が輝く。



すると装置の光が強くなった。



まるで反応している。



父さんが言う。



「やはりそうか」



「女神の力を持つ者だけが動かせる」



つまり



リアが鍵だ。



リアは静かに言った。



「外へ行ける」



「セレスティアのところへ」



でもそのとき。



宇宙が揺れた。



ドォォォン……



遠くの空間がゆがむ。



黒い裂け目のようなものが現れた。



そこから巨大な影が出てくる。



ハイロンが驚く。



「まだ魔族が!」



黒い巨大艦隊。



今までよりずっと多い。



そして中央に



とてつもなく大きな影。



リアが小さくつぶやく。



「……来た」



父さんが真剣な声で言う。



「間違いない」



「魔族の本隊だ」



宇宙船の警報が鳴り響く。



ビーッ!ビーッ!



魔族の大軍がこちらへ向かってくる。



リングのゲートはまだ完全に開いていない。



リアが振り向いた。



「時間を作らないと」



俺は笑った。



「だったら決まりだ」



ロボット格納庫へ向かう。



「魔族を止める」



ゲートが開くまで。



どんな敵でも。



宇宙の外へ行くために。






第18話 終わり

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