第10話準幹部という名の死線
三郎は森の中を探していた。
三郎「気のせいか」
その瞬間三郎の背後からスライムが飛び出して来た。
三郎は咄嗟に斬撃を飛ばしスライムを倒した
スライムは5匹で三郎を襲って来た。
三郎「くそ!」
三郎は岩魔法で3匹を潰し、2匹を炎で焼き、倒した。
三郎は手を振るわせながら、達成感に浸っていた。
だがそれは隙になってしまった
三郎の背後に、男が立っていた。
謎の男「こんにちは」
男は耳元で囁くように喋る
三郎は冷や汗をかきながら、返事を返す。
三郎「こ、こんちは(なんだこの人足音がしなかったぞ)
男「キミもしかして国王軍の人?」
三郎「なぜそう思うのですか?」
男「だって君さー勇者パーティやそういう系統の家系にしては気配が弱いんだよねー、そこのスライム僕のペットなんだよね?ー」
三郎「すみません知りませんでした、でも襲って来たのはその子達なので」
男「そんなこと関係ないんだ〜、僕のペット同じ思いしてもらうから、」
その男はヘラヘラしていた雰囲気が突然変わり三郎に重圧をかける
男「僕の名前はね、朱里って言うの、魔王軍の順幹部候補なんだ、1匹も残ってないんだ僕のペット、だからキミを殺すね」
男は爪を鋭くし、三郎の首を掻き切ろうとする。
三郎は考えなしに岩魔法を朱里の頭にぶつける。
朱里の頭は割れ、違う滴り落ちる三郎はその隙を狙ってその男から離れる、三郎は朱里が怯んだと思い込んでいた。
だが。
朱里のオーラは増し、
三郎にさらなる圧をかける。
三郎の視界は掠れる感覚を覚えるのと同時に恐怖が最大で襲って来た。
ガサガサ
三郎は近くの草が揺れたのを見つける。
三郎「朱里さん、さっきそこの草むらが揺れましたよ?ね?生きてるんですよスライム」
朱里「黙れお前は殺す」
朱里が三郎に物凄いスピードで襲いかかる。
その瞬間朱里の腕が跳ね飛ばされた
そこにいたのは、勇敢であり、気品も兼ね備えいる戦士、シュンだった
三郎は疑問を問いかける。
三郎「なんでシュンさんが」
シュン「さっきヒサトを家に送って、帰っていたら、必死の形相で、ヒサトが走って来たんだ、」
三郎はさっき草むらが揺れた正体を理解した。
シュンは何も言わず朱里を見つめる。
朱里もシュンを見つめる。
二人の間は歪んでいるように見えた。
朱里は両腕を炎を纏いシュンに襲いかかった。
シュンは冷静な表情を見せ、斬撃を飛ばした。
朱里は斬撃を必死に避ける。
朱里「クゾが、(なんだこいつ、聞いてた以上に強い!)」
朱里はシュンに炎を纏った爪型の斬撃を飛ばし、三郎の方へと突進して来た。
三郎は慌てつつも、岩魔法を朱里に放った
朱里は笑いながら岩を砕き三郎の懐へ入ろうとする。
朱里「雑魚が!まずはテメェーからじゃ!し、、」
朱里が言い切る前に体が切られていた。
三郎の視界の端にさっきまで居なかったシュンの姿を見た。
三郎「え?シュンさん、」
朱里は崩れ去り消えた。
シュン「三郎さんここの森は危険です、出ましょう」
三郎「はい!、」
二人は森の外に走り始める。
シュン「今までここの村に魔王軍の手先が来たことはたまにありました、」
シュンが冷静に話し出す。
シュン「ですが、それは下っ端中の下っ端、それが、朱里のような上級の魔人が来ることはなかったはずです、」
三郎「なぜ来るようになったんでしょうか?」
シュン「それは分かりません、心当たりがあり過ぎるんです、もう全滅した勇者達、今の国王、スミロ21世が老体になり弱体化、今王国側でまともに、幹部連中と戦えるのは、僕と、王国軍最強のグルートだけ、もう一つの原因はあとあなたです、」
三郎は驚きが隠せない様子
シュン「なぜかわは分かりません、ですがあなたが現れてから活発になりすぎています、なので、三郎!この街から出て行ってもらえませんか?」
三郎「わかったよ、だけど!言わせてもらう、
国王様からシュンさんの過去を聞いた。
シュン!お前は過去を引きずりすぎだ!
俺はお前みたいな親の無くし方は経験した方がない!でもいつも部屋に引きこもって迷惑をかけてる!お前は違う!なんで!お前はそんなに勇者を憎むんだ?!。分家ができた原因は元を辿ると魔王だろ?!、お前は自分の親父を否定してんだよ!お前の親父は勇者として必死に指名を果たした!俺は経緯は違えど、父親を亡くしているんだ!」
シュンの顔には過去を抉り出されたような、清々しくなったような顔をしていた。
シュン「分かりましたよ、ありがとうございます、目が覚めました、でも僕は何があろうと勇者は対する気持ちは変わりません、ですが、本当の復讐相手がわかりました、僕は戦士です、
僕を認めさせてください三郎、」
シュンの目は決意を宿していた。
三郎は、木刀を構えへシュンに、決意の視線を向けた。
シュンは三郎の構えている木刀を見て、
顔を下に向け、声を震わせながら。
三郎の顔を見返し涙目でこう叫んだ!。
シュン「三郎!かかって来い!」
三郎の木刀は修練の跡が色濃く残っていた。




