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僕らは異世界生活に憧れる  作者: 山波 藍
第一部
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洗濯魔法

全然関係ないんですけど、一眼レフ買いました。

「んー……。ん?」


 見知らぬ天井で目が覚める。一瞬戸惑ったが、やっぱり夢じゃなかったんだ、と実感する。


「知らない天井だ……」


「ふふ、逃げちゃダメだよ。登真くん」


 渚は読みかけの本を閉じて伸びをしている。俺もベッドから起き上がり、伸びをして窓の外を眺める。てっきりもう夜になっているかと思ったが、まだ外は明るかった。時計の針は十時を指していた。かなり寝た気がするんだけどな、そもそも何時に寝たのか覚えてねーや。まあシャワーでも浴びて散策をしに行こう。


「まだ明るいし出掛けるかー」


「まだ明るいっていうか、登真は一日中寝てたんだよ」


「……まじで?」


「まじで」


 まじかー。どおりでスッキリしているわけだ。しかし、いくら疲れているとはいえ一日中も寝てたのか。仕事があるわけでもないし別にかまわないが、人ってそんなに寝れるもんなんだな。ていうかもう仕事いかなくていいのか。まさかこんな形で脱サラするとは、ひゃっほい。


「じゃあシャワー浴びてくるわ」


「はーい。お風呂あっちね」


 まあ想像通り広い風呂だ。いいホテルだからあたりまえか。服を脱いで自分の筋肉に惚れ惚れする。やはり筋肉は裏切らない。さて、そんなことはさておきシャワーを済ませよう。広い浴槽でゆっくりしたいところだが、ささっと身体を洗って風呂を出る。ふう、さっぱりした。ん、あー、着替え用意しておくのを忘れた。


「渚ー。服借りていいー?」


「別にいいけど、登真の服もう綺麗になってるよー」


「は? どういうこと?」


 部屋から渚が脱衣所にやってきた。相変わらず素晴らしい筋肉だねと呟いている。あたりまえだ、これだけが俺の自慢だ。いやそうじゃなくて服は?


「さっきのホテルマンに綺麗にしてもらったんだよ。汚れた服を一瞬で綺麗にする魔法でね」


「えー。なんでもありかよ」


 なんだそれは。そんな便利な魔法があっていいのか。世の中の人々が喉から手が出るほど欲しい魔法だろう。ぜひとも教えていただきたい。


「一流のホテルマンはこういう魔法を熟知しているのだよ」


 変わった魔法があるもんだ。これも洗練されたイメージあってのものなのかもしれないな。ありがとうホテルマン様。ありがたく着させていただきます。あ、いい匂い。

家事全般、魔法で一瞬で終わらせたいです。

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