表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
女神の暗殺者  作者: 秋城桐谷
第二章 塔に拐われし少女
6/25

六話 夏休みの悲劇

一週間後村が安全と認められたためレアル達は帰ることになった。


 帰った日の次の日 、ある人物がオートでレアル達の家を訪ねた。


 その時レアルとレクスは剣技の練習をしていた。


 「誰か来ている様だ。お前らはそこに居てくれ」


 「はい」


 グラフィールが少年院の職員の人間の方へ向かっていった。


 「私はグラフィールという者です。名前とご要件をお願いします」


 「わたしの名前はアリクレリーと言います。あのですね、ある少女を探しておりましてその子の名前がレイナと言うのですが…」


 「分かりました。ではレイナを読んできます」


 グラフィールは家からレイナをすぐに呼びに行った。


 その様子を遠くから見ていたレクスとレアルが会話をしてた。


 「なんでレイナが呼び出されてるんだろうなレアル」


 「あの容姿誰かに似ている」


 「多分見間違いだろ」


 「多分だが呪われた人間を操っていた張本人だ」


 「お前一週間前会ったのか?」


 「今は見る限り魔力の気配がないけど明らかにあの時に会った奴の顔をしている」


 「一旦様子を見よう」


 「そうだな」


 グラフィールはレイナを呼んできた。


 「レイナを呼んできました。」


 「何か私にご要件ですか?」


 「一応聞くのですが騎士ではありませんか?」


 「私はまだ見習いの免許も持っていません」


 「そうですか。では一週間前に奇襲があったと思うのですが」


 「それが何か」


 「その時にですね明らかに騎士ではない天力がこちらの方で見つかりまして、私も信じられないのですが、それがレイナさんの可能性が高く、レイナさんは騎士の免許を持っていないということで法に違反するということで拘束するよう上から言われてるんですよ」


 「なんでそんな急に!?」


 「そいうことなのであなたを拘束し施設の方へ行ってもらいます」


 「待ってください! この子はそんなことはできるはずがない! 何か証拠はあるのですか?」


 「レイナさん奇襲の時に何か襲われませんでしたか?」


 「はいモンストルに襲われかけてそこで謎の光が私の周辺から出ました」


 「多分それが原因かと思われます。残念ですが拘束し、施設の方へ入ってもらいます」


 「はい……」

 レイナは泣いていた。


 レイナはすぐさま拘束され職員のオートに乗りこの村を去った。


 その様子を遠くから見ていたレクスとレアルが話していた。


 「あいつレイナを連れ去って行ったぞ!」


 「レクス多分連れ去ったはないだろう。ただの取調べのために連れていっただけだ。俺には心当たりがある」


 「なんでお前が心当たりがあるんだよ」


 「隣村でも話したが、呪われた人間がレイナを襲おうとした時レイナから謎の光が現れた」


 「まさかそれが!」


 「多分それが法に当たった」


 「でもあれは明らかレイナがやったとは言い難いがたいが…」


 「どうせこじ付けだろう」


 「なんのために?」


 「レアル! レクス! こっちに来るんだ!」


 「はい」


 グラフィールはレクスとレアルを呼んだ。


 「父様! どうなったんですか?」


 「多分レイナは施設行きだ」


 「取り調べはないのですか?」


 「レイナがやったという事ががハッキリしていたからな」


 「何年ぐらいになるのですか?」


 「分からない。でもそれなりの年月にはなるだろう」


 「おかしいですよお父様! 僕はあの現場を見ていました! 意図的にレイナがやった訳でないです」


 「そういえば二人にはまだ話していなかったな」


 「何をですか?」


 「レイナの施設の名前や詳細を言わないとな。レイナの行く施設は第二青少年更生施設という所に入ることになっている」


 「そこて聞いた話だと凶悪な犯罪をした者が入るとか」


 「レイナは天力が膨大すぎて、自分で扱えていない。だからその施設で面倒を見るとの事だ」


 「施設の詳細は?」


 「あの施設は地下にあるそして確実とは言えないが表は施設裏では魔界への協力をしていると言われている。」


 「なんでそんなことを!?」


 「あの施設にはかつて戻って来なかった者も居れば戻って来た者もいる。それで何回も協会があの施設に訪問に行ったらしいが訪問した者は帰って来なかった」


 「じゃあ確実に黒じゃないですか!」


 「確実に黒ではあるが、調査が進んでおらず未だ分かっていない」


 「そしたらレイナも危ないですよお父様!」


 「グラフィールさん! 助けに行きましょうよ!」


 「そいうと思ってな。そこでなお前らにそこの調査をしてきて欲しくてな」


 「でも行きたいのはやまやまですけど、僕らまだ原剣を持ってないですよ」


 「夏休みだから時間があるだろう、そこで迷宮に行って欲しくてな」


 「華龍がいるとされている場所!」


 「二人とも行くか?」


 「はい! レイナを救えるなら」


 「よくぞ言った! スルミナ! この子達を迷宮に向かわせるから協会に連絡を取ってくれ」


 「分かりました」


 「今から迷宮の説明をするぞ」


 「はい!」


 「迷宮は迷宮作成士という職業の人が作っており、その人の天力によってランダムで迷宮が作成される。」


 「迷宮に難易度はあるのですか?」


 「迷宮にはランクがありCBASとあり華龍が出るのはSランクであり、難易度はとてつもなく高い」


 「でも難易度が高いとは言ってもグラフィールさんとかの魔剣協会の人達はみんなクリアしてるんですよね?」


 「そうだが、大半は大学に入ってから、実力があっても高校在籍中だからな。」


 「中学校で迷宮をクリアすることは前代未聞ということですか?」


 「あぁ。そいう事にははなるがお前なら、できるはずだ」


 「やってみせるさ! レイナを救うためなら」


 「やりますよ! お父様!」


 「流石私の素晴らしい息子と弟子だ。ならこれを渡しておくか」


 グラフィールは自分の部屋から箱を取ってきた。


 「父様これは?」


 「お前らに近々渡そうと思っていたが、腕時計だ」


 「これで何が出来るのですか?」


 「これでスマホの様な機能はもちろんの事迷宮の気候やモンストルの特徴まで分かる優れものだ!」


 「これはすごい道具ですね!」


 「それを起動させると」


 「迷宮も検索できるのでね!」


 「Sランクの迷宮から好きな迷宮に行ってくるんだ。二人とも頑張れよ!」


 「はい!」


 その日の夜レクスとレアルは話していた。


 「レクスはどこの迷宮に行くんだ?」


 「俺は暗黒火山とかていうやつ」


 「なんでそんな物騒な所がいつも好きなんだ?」


 「基本、平和そうな所が好きじゃないんだ。お前はどこに行くんだ?」


 「《アキレア》ていう華龍がいる場所だね。まぁ氷雪だけど」

 「なんで使ってる属性じゃないの行くんだ?」


 「いい加減二属性目に手を出そうと思ってな」


 「そうか。もう寝るか。おやすみ」


 「おやすみ」


 二人は眠りに着いた。


 次の日の朝


 「協会から許可が降りたそうだ。そして協会からの贈り物だ」

 レアルとレクスは原剣を手に入れた。


 「これを華龍に見せることで契約できる」


 「すげぇ! めちゃかっけぇ!」


 「凄く綺麗な剣ですね」


 「そうだろう! 二人とも頑張ってこいよ!」


 「はい!」


 「いってきます!」


 「いってらしゃい」


 「あの子たち迷宮クリアできるのかしら?」


 「あの子たちならできる! なんせ俺の息子と弟子だからな!」


 レクスとレアルは迷宮が大量に生産され設置されているヤシブという町に移動石で向かった。


 二人はヤシブに着いた。


 「うわぁ人が多いな」


 「まぁ夏休みですからみんな迷宮でも見に来てるのでしょう」

 「俺は西の方だからまた会おうなレアル!」


 「レクスも頑張れよ! そういえばあの言葉を行ってから別れますかね」


 「そうだな!」


 「プリエアヴニール! 輝く未来!」


 「頑張れよレクス!」


 「お前も頑張れよ!」


 そう言って二人は別れた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ