二十二話 あの男再び
「君、流石だねぇ」
「迷宮にいる時から分かってはいましたよ。あなたが魔界の人間ということは」
「あの名前も偽名だから本当の名前はリゼックス。まぁ今回はきちんと死んでもらうよ」
「僕を倒すかとは不可能ですよ」
レアルは氷属性の斬撃と雷属性の斬撃を二発ずつ放った。
リゼックスは攻撃を回避した。
「前よりも強くなってるから殺しがいがあるね」
「黒炎星!」
リゼックスは魔法とは違う何かを放った。
(あれが黒魔術!!)
レアルは何とか攻撃を回避した。その後爆発した。
「まだまだこんなものじゃねぇよ!」
「|黒闇星《 シュヴァルフィンスターニスメシュテルン》!」
リゼックスは黒魔術をレアルに向けて放った。
「ちっ!」
レアルは攻撃を回避した。しかし魔法はまたもやレアルの方向へ向かってくる。
「追尾機能持ちですか」
「ブクリエ!」
レアルは剣技を発動した。
「ぐぅぁあ!」
レアルは全てを防ぐ事が出来ず吹っ飛ばされ、壁に叩きつけられる。かすり傷を被った。
「もうくたばるのかな?」
リゼックスは斬撃を二発レアルに向けて放った
。
「くぅ!」
レアルは何とか攻撃を回避した。
『レアルよ。聞こえるか。ワシだ。《アキレア》だ奴の左手に持っている小さいあの丸い物体があるだろう』
『はい』
『あれを壊せば奴は黒魔術は使えなくなる。あと忘れていなと思うが来る時が来たら契約解放を使えよ』
『ありがとうございます《アキレア》さん』
「まだまだだ!」
リゼックスは一気に距離を詰めてきた。
「はぁぁぁぁぁあ!」
リゼックスはレアルに剣を振る。
「ぐぅぁぁあ!」
レアルはリゼックスを華剣で押し返した。
「やるな!」
「試しにやってみるか」
レアルは何かを試すようだ。
「はぁぁあ!」
レアルはリゼックスに向けてではなくリゼックスの付近の壁に斬撃を放った。
「壁が凍っただけじゃないか」
「あまいですね!」
レアルは指を鳴らした。
「まさか!」
何とかここで凍った壁から氷が生えてきて、リゼックスの持つ丸い物体を貫き爆発した。
「ぐぅぁぁぁぁあ!」
リゼックスは左腕が失われた。
「まぁそんなことでは俺は死なないけどな。あれを使うか」
「まさか!」
「悪魔契約!」
リゼックスの周りに黒い煙が取り付く。
「これで終わりだぁぁあ! レアルよ。俺こそ最凶なのだぁぁぁあ!」
「これが俺の真の姿だ!」
リゼックスは失われた左腕が復活し、全身は狼の様な見た目をしており、爪は鋭くなっている。
「来い! 俺のしもべ!」
リゼックスは三体狼を召喚した。
「これで終わりだぁぁぁあ!」
「終わるのはあなたですよ」
レアルは剣を床に刺した。
「契約解放! 《アキレア》!」
レアルの持つ華剣が光り輝き、一瞬にして周囲を凍らせた。
「動けねぇ。まだ隠し玉を持っていたか。これじゃあ狼も使えもんならねぇな」
「これで狼は使えません。ならどうしますか?」
「この野郎!」
リゼックスは無理やり氷を粉砕し、爪でレアルを引き裂こうとする。
「なんだこれは!?」
何とかレアルの前に氷の壁が現れた。そしてリゼックスの攻撃を防いだ。
「これは僕の華剣の能力で、契約解放を発動した。数分間氷を自由自在に操ることが出来ます。」
「ならこれはどうだぁぁあ!」
リゼックスは炎の斬撃を放った。
「火属性でも僕の華剣の能力には勝てません」
何と一瞬にして寒さによって、斬撃を取払った。
「そんなことぐらい分かってんだよ!」
リゼックスは斬撃を五発飛ばしてきた。
(あれは貫通だ!)
レアルは全ての攻撃を回避出来ず、傷を被ってしまった。
「もうこの効果も切れる。なら使うしかない」
レアルは壁を走り始めた。
「現れよ! 《絶対零度龍》!」
「しゃゃゃぁぁあ!」
何と床から、龍が現れた。
「これで龍があの人を触れたら勝てる!」
「何だあの龍ここで仕留めねぇとあとがねぇ」
レアルは壁を蹴って空中を舞い、リゼックスのところに近づく。
「悪魔の爪!」
リゼックスは必殺技を龍に放った。
「これなら行ける!」
「くそ! 上か!」
リゼックスは斬撃をレアルに向けて放った。
「はぁぁぁぁあ!」
レアルも斬撃を放ち、リゼックスの斬撃を破壊した。
「その程度の君の攻撃は予想済みだ!」
リゼックスは龍を粉砕した。
「なんだこれは! 動けない!」
何と龍を粉砕した瞬間リゼックスの足に氷が纏わりついた。
「まさか罠か! 動けないだけじゃない、何も防御も攻撃も出来ない!」
「あなたの敗因は僕を舐めすぎたことです」
「クソがぁぁぁぁぁあ!」
レアルは剣に天力を集めた。
「竜王」
レアルは必殺技をリゼックスに放った。
「ぐぅぁぁぁぁあ!」
リゼックスは黒い煙を出し、消えた。
「ふぅ。何とかなったな。マジー4レタブリスマン」
レアルは回復した。




