十八話 迷宮第四層
「なんか空が赤く染ってるな」
「レクスさん何かが火山から現れますよ」
何と火山の中から華龍らしき龍が現れた。この華龍は身体紫黒く、体長は四十三メートルもある。
「私の名は《エリカ》良くぞここまで試練を乗り越えてきた。我が主になる最後の試練だ!」
「行くぜ《エリカ》!」
「ごぅぎゃらぁぁ!」
《エリカ》は飛んだ。そしてレクスに向けて闇属性の玉のような物を三発放った。
「最初からとばすね」
レクスは攻撃を回避した。
「何か爆発しとる!」
何と《エリカ》の吐く玉は爆発するのだ。衝撃はそれだけでは無い。
「何だか身体が重い」
「レクスさん多分あの華龍のブレスの効果は状態異常です」
何と《エリカ》の吐く玉は状態異常効果もあるのだ。
「ごぅぎゃぁぁあ!」
《エリカ》は腕をレクスに向けて振りかざした。
「次の攻撃が早い!」
レクスは攻撃を回避した。
「うっ!」
レクスは攻撃を回避したのにゲージが減っている。
「こいつ爪も普通じゃない! 多分だが爪にも何か仕込まれている」
何と《エリカ》の爪は特殊効果が付与されており、周囲にいるだけでゲージが減ってしまうようだ。
「爪の付近にいるだけでゲージが減るなら爪を粉砕するしかないか」
レクスは剣をしまった。
「一気爪粉砕するか!」
レクスは両腕を前に広げた。
「黒の刃! 行けぇぇ!」
レクスは闇属性の上級魔法を十発一気に放った。
「ごぅぎゃぁぁぁぁぁあ!」
「レクスさんなんでそんなに魔法が使えるのですか?」
「剣より魔法の方が得意分野だ」
何と《エリカ》の爪は全て粉砕した。しかし《エリカ》の爪は復活した。
「そんなことぐらい想定内だぜ! 呪い発動!」
レクスは指を鳴らした。
何と《エリカ》の爪が粉砕された。
「レクスさんあれはなんですか?」
「俺が今さっき、放った。魔法に呪いという効果付与させた。この効果を扱えるのは生粋の闇属性のソルダーだけだ」
《エリカ》は闇属性ブレスをレクスに向けて、吐き出した。
「もう遅せぇよ」
レクスは消えた。そしてレクスは指を鳴らした。
「黒の刃」
レクスは瞬時に《エリカ》の背後に移動し、闇属性の上級魔法を三発放った。
「効いてないだと……」
《エリカ》は拳でレクスを殴ろうとする。
「危ね!」
レクスは攻撃を何とか回避した。
「ごぅぎゃぁぁぁぁあ」
「なんだ何も見えねぇ!」
《エリカ》の鳴き声と共に辺りが真っ暗になった。
「奴の奥の手か。しかし、全く見えん! なら天眼を使うか」
レクスは天眼を発動した。
「天眼でも、見えねぇ! まさか天力を読み解いて戦うしかないか」
「レクスさん! 空からでかい腕が!」
何と空からでかい腕が現れた空をうろちょろしている。
(嫌な予感がする……)
「マジー4! 光の壁」
レクスは防御魔法を発動した。
「急に明るくなったぞ」
何と急に真っ暗だった空が元の空に戻った。
「くぅ!」
レクスのゲージが何故かごっそり減っていた。
「まさか明るくなった瞬間に攻撃している事に全く気づなかった。腕が俺の方に向かって来る!」
空に浮いていた五本の腕がレクスに向かってくる。
「やべぇ! 一発でも当たったら多分負ける」
レクスは全力で腕から逃げる。
「マジー2! レタブリスマン!」
レクスは走りながら回復魔法を発動した。レクスのゲージが少しだけ増えた。
「回復は出来たがあれをどうやって倒す?」
レクスは焦っている。
「とりあえず斬るしかないようだな」
レクスは最初の腕を斬ろうとする。
「まぁ当たり前だけど復活するな。なら!」
レクスは天眼を発動した。
「五本全て真ん中の核を潰せばどうにかなるな。」
レクスは腕五本の真ん中を狙って斬った。
「とりあえず全部消えたが。次で決めるぞ華龍!」
《エリカ》は何とまた腕を一本召喚した。
「もう分かりきってんだよ!」
レクスは《エリカ》の方へ向かった。そして腕の真ん中を斬った。
《エリカ》の頭上から六つの魔法陣が現れた。そして各魔法陣から腕が現れた。
「今あの時に少しだけ華龍は腕を召喚するのに間があった。ならあの隙にやるしかないな」
「もう何をしても無駄だぜ! マジー4! ヴォロン!」
レクスは宙を舞う。
「一発で全て斬ってやるよ!」
レクスは天力を剣に集めた。
「おりゃゃぁぁあ!」
レクスは一発の斬撃を放ち、腕を一気に斬った。そして《エリカ》の肩に乗った。
「どうせお前も核があるんだろ?」
レクスは天眼を発動した。
「中央にでかい核が一つそして周りに小さい核が四つなら小さいのから潰すか」
「また腕かよ。だがもう遅い!」
レクスは《エリカ》の肩から降りた。
「おりゃゃぁぁあ!」
レクスは一気に四つの斬撃を放ち、四つの核を破壊した。
《エリカ》は召喚した腕をレクスに放つと思いきや、自分の口付近に集めた、腕は丸い塊になった。
レクスは地に降りた。
「あれを俺に放つ気か。もう終わらせるか…… マジー4! !ヴォロン!」
レクスは宙を舞う。
「ごぅぎゃゃぁぁあ!」
《エリカ》は丸い塊をブレス状にして、自分のブレスに取り込んで、吐いた。
「竜王!」
レクスは必殺技を放った。しかし若干レクスが押されている。
「ここで負ける訳にはいかねぇ!」
レクスは何とか巻き返す。しかしブレスが輝き始めた。
「これまさか爆発するやつやん!」
レクスの予想通りブレスは爆発した。レクスはブクリエをすぐさま発動し、軽傷ですんだが《エリカ》はすぐさまブレスを溜めようとした。
「よくやった。だが俺の方が一手上だ」
レクスは指を鳴らした。
「黒の刃」
レクスは《エリカ》の大きな核に闇属性の上級魔法を放った。
「ごぅぎゃぁぁぁぁぁぁあ!」
「俺の勝ちだ」
《エリカ》は輝き、紫色の塊に変化した。
「少年よ良くぞ私を倒した。私が力になろう!」
小さい魂はレクスの持つ原剣に取り込まれ、剣は変化した。
「これが華剣!」
「やりましたねレクスさん!」
光る扉が現れた。
「さて帰るか」
レクスは扉を開け、元の世界に帰った。




