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女神の暗殺者  作者: 秋城桐谷
第二章 塔に拐われし少女
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十七話 迷宮第三層後編

「誰もいなくね?」


 レクスは館付近に着いたが、人の気配はない。


 「少年よあまかったな!」


 見知らぬ男がレクスの背後から斬りかかった。


 「なぜ同じ手を二回も使った?」


 レクスは剣で男の攻撃を防いだ。


 「ちっ!」


 男はレクスから離れた。


 「なぜ俺だとわかった?」


 「あんたはこっそりと俺を倒すつもりだったのだろうけど、天力が後ろから感じたからな」


 「ならこれはどうかな?」


 男の付近が白い霧で覆われた。


 何と男は分身をし、三人になった。


 「上級魔法プロリフェラシオンか」 


 「行くぜ!」


 男は分身を含め三人同時で剣を振りかざした。


 「同時かよ!」


 レクスは消えた。


 「どこにいった?」


 レクスは館から少し離れた所に行った。


 「レクスさんどうやって倒すんですか?」


 「天眼を使って、分身なら何かしら違いがあるはず……」


 「とりあえず戻るか」


 レクスは館に戻った。


 「よう! どこに行ったかと思えばそこにいたか」


 男はレクスが館の上に居るのを発見した。


 「行くぜ!」


 男は分身含め三人でレクスに攻撃を仕掛ける。


 「これはどうかな?」 


 レクスは天眼を使い分身と本物を見分けることに成功した。


 「その手があったか!」


 レクスは指を鳴らした。


 「黒の刃」


 レクスは上級魔法を二発放ち、分身二体を倒した。


 「ぐぅ!」


 レクスは剣で男の攻撃を防いだ。


 「はぁぁぁぁぁ!」


 レクスは剣で男を吹っ飛ばした。


 「やるな! だがこれはどうかな?」


 男は剣を横に構えた。


 「あれはまさか! ブクリエ!」


 レクスは何かを察したのか、剣を盾のように構える。


 「ラピッド!」


 何と男は上級剣技ラピッドを近接ではなく、遠くから放った。


 「ぐぅぅ!」


 何とか耐えたものの、レクスのゲージがあと三分の一しか残っていない。


 「終わりだ!」


 男が剣をレクスに向けた瞬間だった。


 「パッチン!」


 レクスが指を鳴らした。


 「あまいね」


 「なんだこれは!?」


 何とレクスは完全詠唱破棄を行い、マジー3シェーヌを発動し、男の動きを止めた。


 「お前俺にわざとラピッドをやらした上で!」


 「うるさいな。最後ぐらい静かにしとけよ」


 「ドロワ!」


 レクスは男の身体を貫いた。


 「クソが!」


 男は白い煙を出して、空の上に向かって消えた。


 「レクスさん! 扉が現れましたよ」


 「とりあえず回復するか。マジー4レタブリスマン」


 レクスは回復した。


 「絶対倒してやる!」


 レクスはそう意気込んで、扉の中へ入っていた。

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