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異世界でお化け屋敷を作ってみたけど冒険者の方がよっぽどお化けな件  作者: 寝子山 茶々丸
因縁の始まりとダンジョン
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問答と思想

土日は更新できなくてすみませんでした。


久々に某神話TRPGができて遅くまでセッションしてたら投稿できませんでした。

 仲間とは何か?難しいな。俺としては一緒に楽しく何かを成し遂げたらそれは仲間だと思ってる。ただ、こいつの聞きたいことはそうじゃないだんろうな。

 そうなると仲間か。自分に足りないモノを補ってくれる心強い味方?使い捨ての道具?お互いに高め合う好敵手?わからない。

 俺自身、少なくとも仲間とは何なのかについて考えたことがない事だけはわかった。


「わからん。少なくとも道具ではないと思ってる。強いて言うならお互いの好きなことをお互いが楽しめる間柄のことだと思ってる。」


 俺たちの場合、俺はダンジョンを作って楽しんでいる。他の皆は出来たダンジョンで冒険者を驚かせて楽しむ。


「誰に何と言われようとも俺は『楽しいことが2倍増し位に感じて、辛いときは愚痴とか聞いてくれる』それが仲間だと思う。

 本人は良かれと思ってやってるかもしれないが、悩んでる本人からしたら『他人事だと思って適当な事を言いやがって。』と思うことだってある。実際、他人からのアドバイスなんて役に立たないときの方が多い。それなら、愚痴を聞いて貰った方が楽になる。くどいようだが俺はそう考える。」

『そうか。そうすると、ここに呼び出されたから仕方なく冒険者を驚かせてる子達は仲間じゃないと?』


 今の俺の言い分だと確かにそう取られるな。いや、実際にそうだと思う。


「俺の考えとしては今お前が言った様なやつらも居るんだろう。彼、彼女らを仲間と言えるほど俺はできたリーダーじゃない。俺にとってはビジネスパートナーとかそんなところだな。」

『ビジネスパートナーと仲間の違いは?』

「ビジネスパートナーは従業員とか取引先の人みたいな感じのあくまで仕事上の付き合いで、仲間は自然と集まって何かしてるって感じだな。あくまでも俺のイメージだから反論はあると思うけど今はこれで勘弁してくれ。」


 考え込むパトリックを横に俺はブラウニーとぬっぺふほふに配膳と飾りつけの指示を出す。


「もし、俺を見限るなら引き留めはしない。外の世界で生きていく方法も探す手伝いはする。」

『止めないのかい?もしかしたらこのダンジョンの秘密を冒険者にバラすかも知れないよ?』

「いくら仲間でもお前の人生はお前自身の物だ。俺の一存で縛りはしないさ。冒険者にバラされてもその時はその時で新しい罠でも仕掛けるさ。」

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