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学校内の迷宮(ダンジョン)  作者: 蕈 涅銘
3章 草原エリア
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11話 草原階層(グラスランドエリア)と上位個体

今回も短めです。序盤はサクサクと進ませる予定です。

 俺達はボスを倒した日からしっかり休んで六階層……つまる所の草原階層グラスランドエリアに来ていた。


「おお!また来たぜ!草原階層グラスランドエリア!」


 俺は最高潮にテンションが上がっていた。全貌に見える広大な草原……以前一回見たと言っても良いものだ。


  久しぶりの外の空気を吸えた事は俺にとって大きな喜びになった。とは言ってもここも迷宮ダンジョンの内部なのだ。それを事情を知らない者に言ったとしても誰が信じようものか?いや、誰も信じないだろう。そう思える程見事な再現度だった。


  取り敢えず気分的に良い気分なのは間違いない。


「それにしても、重光。新しい杖はどうだ?」


 添島が現在重光が持っている杖……ジジイが改良した元はゴブリンエレメンタルが持っていた物を見ながら尋ねた。


「うん、前よりマナの変換効率が良いみたい」


 ほう、それならば今までよりも強力な魔法が撃てるって訳だな。それは心強い。


「それは良かった。期待している」


 添島は兜の下でニヤリと笑みを浮かべた。そうだな、俺も期待している。今まで結構魔法に助けられてきたからな。重光はかなり重要な戦力である。今の所魔法には強い印象しかない為、何処かで魔法強ぇぇえ!とか、それ魔法で良くね?みたいな展開になりそうで不安ではある。今後重光一人で片付いてしまう事になってしまえば俺達は困るだろう。


  だが、それにしてもこの広大な草原。どの方向に行けば良いのか分からん。迷子になりそうだ。取り敢えず引き返す訳にもいかないので、俺達はこの階層を探索する事に方針を定めていた。しかし、先程思った通り何処に進めば良いのか全く分からないし、進んでいる感覚も無い。これ本当にどう進めば良いんだ?


  そして、この階層には動物系や昆虫系のモンスターが多いようだ。まぁ、草原だしそっち系のモンスターが多いのは分かる気がする。


「……本当に虫だらけだな」

「えぇ?私虫嫌いなんだけど?」


 山西は兜の面を上に上げたまま、爪を噛み地面に吐き捨てた。兜が蒸れるのは分かるが付けてたほうが良いと思うぞ?その方が虫とかも目に入ったりしないだろうしな。小蝿系の昆虫は目元の水分を狙って近づいて来る。小蝿などは兜の隙間から結局入ってくるのだが、防御面でも兜の面は下げておく事を推奨する。


  山西は虫に対して文句を言っているが、山西の場合虫の方が躊躇無く攻撃出来るし、キラキラを吐いたりする事も無いからそっちの方が戦力になる気がしない事も無いけどな。しかし、少し狂気染みて怖くなるのが玉に瑕だ。オーバーキルは必要無い。寧ろ素材がダメになるからやめて欲しい。


  そして、添島曰くこの階層は毒を持つモンスターが多いらしい。そして素早い身のこなしと連携を必要とするホーンウルフとか言うモンスターにも注意が必要との事だ。







  おかしい。幾ら歩いても進んでいる気が全くしない。俺達は周りを警戒し、出来るだけ戦闘を避けて歩いた。俺達としてはそれなりの時間歩いたつもりだった。


  それなのに……。



 かなり歩いた筈なんだが、一向に次の階層が見えてこない……これどうなっているんだ?


「おいおい、本当に大丈夫か?このままだと一生次の階層に着かない気がするんだが……」

「確かに、一応頭の中で地図を作りながら行ってみるか?」


 添島は頭を掻いた。おいおい、今まで逆にその作業をしてていなかった事に驚きだ。そりゃあ迷うわな。


「っ!?ちょっと待て」

「は?」



  俺達が周囲に目を向けると周りをモンスターに囲まれていた。何でだ!?さっきまでモンスターの気配はあったものの、俺達の近くにはあまりいなかった筈だ。俺達の声に反応して近づいて来たのか……?それにしては集まり過ぎだろ!


  周りには白く三角錐状の角が生えている小柄な狼であるホーンウルフ数匹と猪そっくりの顔に人間と比べて大きめの身体を持ったオーク。少し紫がかった身体に毒々しい斑点模様が特徴のワイヤーワームの亜種らしきモンスター。更には同じく紫がかった色の蜘蛛が数匹。もちろんその蜘蛛もサイズは人間の子供位のサイズはある。そして、普通のスライムより純度が高く透明な様に見えるスライムがいた。しかし、スライムだけは俺達に無関心そうで地面に履いヒクヒクしている。可愛い。前見たスライムと比べると何処か弾力があり、液体と言うよりかは固体に近い。


「なんだ!?この数は!」


 添島は驚いた声で叫ぶ。確かに少し自負かもしれんが流石にいきなり囲まれる事は無いと思う。いくら俺達でもモンスターがいるのは分かっている。だから、一応警戒はしながら歩いてはいるのだ。周りを見ると俺達の足元に切れた糸が落ちている。モンスターの糸だ。恐らくはあれが原因だろう。だが、それだけで動物系のモンスターまで集まって来るものなのだろうか?すると添島が俺の視線に気付き、言った。


「まぁ、その糸で俺達の事を察知したと言うのもあるだろうが一番の原因はあの芋虫が出しているフェロモンだと思う。確かあの少し紫がかった芋虫はポイズンワームだ。前にも見たワイヤーワームの上位互換だ。同じ様な種としてはまだ見ていないが麻痺毒を使うパラライズワームがいるな」


 ほう、まさかのフェロモン毒か。動物の交感神経を刺激して呼び寄せる毒を空気中にばら撒いているのか?これは地味に厄介だな。周りを見渡して見ると地面には洞穴の様な物がありモンスター達は地下から這い出て来たと思われた。地下の洞穴はかなり大きく、大人でも余裕で通れる程の広さがあった。


  それを見た俺の中でやっと謎が解けた。身体の大きなオークまでもが突然現れた理由が……。オークとホーンウルフの身体には緑色の体液や紫色の液体が付着しており、傷が付いていた。その事から巣穴の中は既にオーク達に荒らされていた事が窺える。


「あのバリアスライムはただフェロモンに誘われて来た様だし。あの紫の蜘蛛……ポイズンスパイダーは他のモンスターのお零れを狙ってる。幸い、この中で単体で強いのはオークだ。幸いオークは単体!オークは俺がやるから他の狼とかを頼む!」


 添島が俺達に雑魚?の処理を任せてオークに向かって飛び込む。それに合わせて俺達も駆け出した。雑魚とは言っても昆虫の巣穴の中には息耐えて肉体を貪られたホーンウルフの死体がある事から油断は出来ない。ホーンウルフの死体から目を背けた俺は前方からゆっくりと近付いてくるオークの脇を抜けて後方のホーンウルフを狙う。後方の蜘蛛と芋虫、スライムは範囲攻撃が得意な重光に丸投げだ。毒を持っているモンスターには迂闊に近づかない方が良い。


  実際に俺と山西はワイヤーワーム相手に油断して一度やられている。


「身体強化 スピード!」

属性付与エンチャントファイア!」


 山西が狼対策に俺達の速度を上げ、俺は敵が苦手そうな火属性を仲間にかけた。加速し最高速度に乗った亜蓮は後方から颯爽と俺達を追い抜かし、すれ違い様にホーンウルフの首にナイフを突き刺し命を刈った。スピード勝負では亜蓮の方が上の様だ。ホーンウルフの大きさは中型犬程度しか無い。その為亜蓮に敵う筈も無かった。


「お前の相手は俺だ!」


  自らの脇をすり抜ける俺達を潰そうと等身大程はありそうな大きな丸太を持ち上げたオークだったが、そこに添島が割り込み、大剣を掬い上げた。添島の大剣はオークの手首……丸太を握っている手元を狙っていた。


「ヴォォ!」


  それに気がついたオークは丸太を引き、添島の大剣を真正面から迎え撃った。


「重い!?」


  当たり前だ。オークが持っている丸太の重量は百キロ近くあると思われ、それがオークの膂力で上から振るわれたのだ。オークが幾ら丸太を引いて威力が落ちたと言っても受け止められる威力では無い。


 添島の大剣とオークの丸太とぶつかり、鈍い音を立てる。幸いだったのは武器の強度が添島の武器の方が上だったと言う事だろうか?添島の大剣の刃がオークが持っている丸太に大きく食い込んだ事によって添島は全質量を一度に受ける事を免れた。だが、それも些細な違いだ。まるで軽自動車がぶつかって来た様な衝撃。そんな衝撃に添島が耐えられる筈も無かった。凄まじい力。


「はっ!流石はオークか……力では勝てねぇな!だが!」


 だが、そんな攻撃を添島がまともに正面から受ける筈が無かった。添島は武器がぶつかり合った瞬間に敢えて腕を引きオークの攻撃を受け流した。それによってそのままオークは体勢が崩れ、地面に丸太をめり込ませた。減り込んだと言うよりかは地面につんのめって丸太が地面を軽く抉り取る程度ではあるが。


  俺と山西はその頃向かって来た狼を迎撃していた。狼の腹には山西の槍が刺さり、俺の剣は狼の首を切り落とす。ホーンウルフと聞いて警戒していたが、この程度ならばまだ大型犬の方が強い気がする。


多重火弾マルチファイア!」


 蜘蛛達が近づけない様に杖の先で小突きながら魔法の詠唱を終えた重光は小さな火の玉を複数精製し、それを芋虫と蜘蛛に向かって飛ばした。その火の玉は対象に火を移し、燃やし尽くす。それを見た狼も勝ち目が無いと悟ったのか悲鳴を上げながら逃げて行った。知能は想像よりも高そうだ。


  そして、オークが地面に丸太を突き立てたのを見た添島はその隙を見逃しはしなかった。


「はぁぁぁあ!」


 柄を切り返して放った添島の一撃。それをオークは避ける事も防御する事も出来ない。添島が薙ぎ払った剣はオークの横腹を一閃し、血液を周囲に撒き散らした。しかし流石はオークと言うべきか、オークの腹の分厚い皮脂に食い込んだ添島の大剣は半ばで止まる。


  腹を半分切られたにも関わらず、オークは意識を保ったまま最後の一撃とでも言わんばかりに丸太を握る手に血管を浮かべ、丸太を添島に向かって切り返した。


「ヴォォォォオ!」

「がぁっ!?」


 それを見た添島は丸太から逃げる様にオークの身体を中心に周りながらオークの腹半ばに突き刺さっている大剣を引き抜いて自らの胸の前で掲げた。そこ目掛けてオークが切り返した丸太が直撃し、添島は悲鳴を上げながら後方へと吹き飛ばされた。


  だが、そこは筋肉ゴリラだ。幾らオークが助走も無く、地面から無理矢理切り返した丸太の一撃とは言ってもその威力はかなり高い。もし、受けたのが添島では無かったら反撃に転じる事など不可能であっただろう。



「……ぐっ!終わりだ!」


  後方に吹き飛ばされた添島は即座に立ち上がり、大剣を拾ってオーク目掛けて走る。それに対してオークは殆ど動かない。いや、動けないのだ。添島は手元に構えた大剣の切っ先をオークに向けたまま走り込み、オークの胸目掛けて飛び込んだ。添島の大剣の切っ先がオークの胸に深く突き刺さり、オークはそのまま後方に倒れ、動かなくなった。


「やったか?それよりもみんなは大丈夫か!?……って大丈夫そうだな。それにしても早く回収しないと他のモンスターが集まって来そうだ。アイテムバックにさっさと回収するのが良いだろう」


 添島はオークに馬乗りになったまま大剣を引き抜き、周りを確認した。添島が妙に冷静なのが気になるが、添島の言葉の通り死体の放置は危険だ。それに、返り血も危険だ。ここは草原だからハイエナみたいなモンスターもいるのだろうか?その可能性があるのならば即座に次の場所に移るべきだと俺は思った。


  そして、俺達は取り敢えずモンスターの死骸を回収し、第六階層の探索を続けるのであった。オークの動きが遅かったのは事前に食らっていた蜘蛛毒の影響も多少はあったのだろう。相変わらず山西は気持ち悪そうにしていたがしょうがないだろう。と言うかそろそろ慣れろ。


 だが、しばらく探索して、再び思った。このエリア広すぎねぇか?いくら探索しても、進んでいる感じが一切無い。これはもしかしたら戻れなくなる事もあるかも知れないと思い、今日はこの辺で切り上げる事にした。流石に迷って戻れなくなってしまったらどうしようも無い。


  オークの様な強力なモンスターが複数体襲って来たら対処出来ないだろう。この階層……危険だ。今日は一階層も進めなかったな。ジジイに攻略法を聞いたらヒントを貰えるかも知れないと思い、俺はジジイに攻略法を聞く事にした。あまり期待はしていないが。





  と言うわけで俺達は転移碑まで移動し、ジジイの所に階層攻略の相談に来ていた。


「ふむ……つまりは草原階層グラスランドエリアの景色とかが殆ど変わら無い上にかなりの広さがある為に方向感覚が狂い、次の階層の場所まで中々辿りつけないと?」


 まぁつまりはそう言う事だ。


「まぁ、そうだな。だから、少しアドバイスを貰えるかと思ってジジイの所に相談に来て見たと言う訳だ。うーん。出来ればコンパスとか地図とかの方向が定まる機器が有れば探索が捗るんだがな」


 添島は太い眉を顰めた。確かにコンパスと地図が有れば方向も分かるし、迷う事も無くなるだろう。それに対してジジイは少し悩んで言葉を述べる。





「まぁ、地図は百階層まではワシが作った分が全部保管してあるがそれを見て探索をしてては力は身につかんじゃろう。じゃからこの紙をやる。これで良いじゃろう」


 そう言うと、おもむろに倉庫の方へ歩きだしたジジイは両手に紙の束を持って戻って来た。いや、紙というよりかは何か硬い木を押し潰して作った様な布だ。それなのに紙にはちゃんと柔らかさがある。それにしても紙か……。これに地図でも書きながら行けとでも言う事か?


  もっと楽できるかと思ったがそう甘くは無い様だ。だが書くものを何も貰ってないぞ。大分前に重光がペンを持っていた様な気がしたんだが、それでも使えと言う事か?


「そうか、紙が有るだけでも大分助かる。だが書く物が無い。書く物もくれると助かる」


 添島も同じ事を考えていた様だ。するとジジイが腹を抱えて笑い始めた。どうした?何がおかしいんだ?


「ハッハッハ!それはただの紙じゃ無いぞ?それはワシが『自動地図マッピング』と言う魔法を掛けておいたから、自動で自分が探索した所が書き込まれると言う便利な物じゃ。感謝するのじゃぞ」


 ジジイは衝撃発言をした。おいおい何だそれ?とんだチートアイテムじゃねぇか!?それを自分で作れるジジイって信じたくは無いが実は相当凄い奴なんじゃね?ジジイがヤバい奴なのは元から分かってたがな。と言うかそれがあるなら最初からくれよ。


「お、おうありがとな……」


 添島が明らかに引きながら感謝の声を述べた。


「こいつ……料理以外はなんでも出来るんじゃないか?」


  添島は小声で述べた。ジジイが反応していない事からジジイには聴こえていない様だ。いや、もしかしたら聴こえていないふりをしているのかもしれない。だが、添島の意見には俺も同意したい。あのジジイは万能だ。何回も言う。信じたくは無い。


「それと、草原階層グラスランドエリアにおいて注意すべきモンスターで『ヘットバットータス』というモンスターがいる。そいつは強固な殻で身を守り自在に伸縮する首で強烈な頭突きをしてくる厄介なモンスターじゃ。対策は色々あるが、今のお主らの実力だと罠を使うのが一番良いじゃろう。いや、別にお主らを過小評価しておるつもりは無いのじゃが被害は少ない方が良いじゃろう?まぁ、ワシなら殻ごと砕けるがの」


 ジジイは言った。成る程オークでも複数出てきたらヤバいとは思っていたがそれよりヤバい生き物がいるのか?だが所詮亀だろ?動きはノロそうなんだがその辺はどうなのだろうか?


  そして、草原階層グラスランドエリアとジジイが言っていた事から十階層までに出てくる敵ではその頭突き亀が単体では一番強いと予想がついた。だとしたらそいつを倒せれば相当な自信にはなるな。最後のジジイならワンパンの台詞はまぁ分かってた。逆にジジイの実力がどの程度なのか確かめたいレベルだ。


「そこでじゃ。ジャジャーン!『即席落とし穴』〜これを何個かやるから友好的に使ってくれ。使い方は地面に設置して土属性のマナを込めるだけじゃ。まぁ、これで草原階層グラスランドエリアのボス以外は大丈夫じゃろうて」


 ジジイが言った。このジジイ用意周到過ぎるだろ!それに即席落とし穴の所。ドラ◯えもんみたいに言うんじゃねえよ!ジジイの声嗄れてるから少し似てるような気がしなくも無いけど……て言うかジジイの時代にドラ◯えもん無かっただろ!何でそのネタ知ってるんだよ!いや、ただの偶然か?添島が礼を言った。ジジイは


「他にも必要な物は無いかの?」


 と言ったがもう十分だ。添島達はドラ○えもんの部分にはノーコメントだ。また、何かあったら相談に来るよ。ジジイがくれたアイテムは俺達の予想を斜め上をいっていた。これで迷う事は無さそうだ。


  更に俺達の中でジジイの評判が上がった所で俺達は今日は一旦休み、明日からもう一度『自動地図』を使い、草原階層グラスランドエリアを探索する事にした。もちろん罠は持参するつもりだ。こうして、俺達は眠りについたのであった。



〜〜〜単語とかスキルなど〜〜〜

草原階層グラスランドエリア…この迷宮ダンジョンの六階層〜十階層のエリア。とにかく広大で探索が大変。方向感覚を狂わせる。動物系と昆虫系のモンスターが多い。

ホーンウルフ…角を持ち小柄の狼。集団での狩りや素早い身のこなしを得意とする。連携が崩れたり不利になると直ぐに逃げ出す。

オーク…猪の様な顔をしており二足歩行の大柄な胴体を持つ。大きさはニメートル程。力が強く、体はほぼ筋肉。添島くらいしか力では戦えないだろう。たまに鎧などを着込んでいる。

ポイズンワーム…ワイヤーワームの亜種的存在。フェロモン毒と言うモンスターを集める毒を使う。

ポイズンスパイダー…毒蜘蛛。罠を張っており引っかかった獲物を毒で弱らせて食べる。だが自分が敵う敵では無いと判断するとおこぼれを狙う。毒性は弱め

バリアスライム…自然の掃除屋。普通のスライムに比べて綺麗。透明。バリアスライムの体液は治療薬にもなると言う。敵意は無しでずっと地面を這って何かを食べている。

自動地図マッピング…ジジイがくれたチートアイテム。ジジイが魔法をかけて自動で探索した部分のアイテムの場所や道などを地図に記してくれる優れもの。ホントにジジイは何者なのか謎である。

即席落とし穴…ジジイ作の罠。土のマナに反応して設置出来る。落とし穴の様だ。

ヘッドバットータス…草原エリアの主。ボスを除くエリアのモンスターの中で要注意らしい。



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