いざハーレムへ!のカケラ
初めまして。カプリスです。
今回、初投稿となります。生温いめで見てやってください!そして最後まで読んでいただけるのであれば、アドバイスをぜひ!!!
西暦xxxx年。夏。この物語の主人公、神門 李稔は家でダラダラしていた。
大きめの目を半目にし、八重歯が少し目立つ並びの良い歯が見えるほどだらしなく口を開いている。
「ああ…。学校、たるい……」
今日は平日。そして猛暑。いくら髪を後ろで束ねているとは言え、暑いものは暑い。
学校に行きたくないと思うのも当然といえば当然である。
しかし、ずっと家にいるわけにもいかない。なぜなら…。
「ゆう姉が来るかも……」
ゆう姉とは近所に一人暮らしをしている大学生のことで容姿端麗、頭脳明晰。本名は置山 結莉という。
彼女は李稔に何かと世話を焼きたがる人で、学校をサボろうとすると必ず家に訪ねてくるのだ。
ちなみに李稔の通う学校は『姫女子学院』と言い、由緒正しきお嬢様学校である。なぜだらしのない李稔が入れたかは李稔の叔母が理事長だからである。李稔の両親が外国へ赴任の間、叔母に李稔を預かるよう頼んでいたのだ。
叔母は最初は渋ったものの李稔の才能を買い、承諾したのだ。というのも李稔は中学時代運動で李稔の右に出るものはいないという圧倒的な運動神経を兼ね備えていたからだ。
姫女子学院は頭のいい学校で知られていたが、そろそろスポーツ面でも活躍したいと考えていた叔母は李稔の才能を知り、快く受け入れたのだ。
しかし李稔は叔母の期待を余所に才能を発揮することはなく、だらしない学校生活を送っていた。
「……学校、行くか」
そんな李稔が学校を行く気になったのは結莉が来ることをあまり好ましく思っていないからだ。
李稔と結莉は昔からの付き合いで、それこそ李稔がまだ赤ちゃんの頃からの付き合いである。
それほど長い付き合いをしているので、李稔は結莉のことを知り尽くしている。その逆も然り、である。
つまり李稔は自分のことをなんでも見透かしてしまう結莉が少し苦手なのだ。
「準備しよ……」
李稔はのそりと起き上がると、ゴソゴソとクローゼットを漁りだした。
だらしのない李稔の部屋は綺麗、とは言い難い部屋のため、衣服、教材などを見つけるだけでも結構な手間を要するのだ。
数十分後…。
ピンポーン。
ようやく準備を整えた李稔が家を出るため、戸締りの確認をしていると家のチャイムが鳴らされた。
李稔は嫌な予感しかせず、すぐに出ようとはしなかった。
それを察したのか、扉の向こうにいる人が声をかけてきた。
「李稔?いるのは分かっているのよ。扉を開けてくれないなら勝手に入るわよ?」
案の定、結莉である。
李稔は扉を開けたくないし、勝手に入って欲しくないとどうしようか迷っていると、焦らすようにドアノブがゆっくりと動いていく。
そしてその数瞬後、
ガチャッ「李稔、がっこ…」バタンッ!
李稔は開かれた扉を光の速さで閉めた。
最後までご拝読ありがとうございました!!!
どうだったでしょうか?
稚拙な文章ばかりで読みづらかったことと思います。
私に未来を感じたというとても親切な方がいらっしゃいましたら、ぜひアドバイスをお願いします!!!