まぁ仮でもなんかワクワクしちゃいますよね。
ピコンって携帯が鳴ったと思って画面を見ると誰かからLINEが来ていた。確認すると友人のえみからだった。
『ねぇ!横田くんと付き合うことになったって本当!?』
あっ、えみに伝えるの忘れてたわ・・・。
私は焼肉パーティーを開いてくれた友人に横田くんと付き合うことを伝えるのをすっかり忘れてたなぁと思いながらも、それにしても昨日の出来事なのに情報が届くの早いなぁとも思っていた。
私は伝えてなかったことを謝罪しつつ、付き合うことになったことを報告した。
ピコンと早い返信が来て、今度一緒にご飯をすることになった。
まぁそうなるよねぇ。
えみは結構鋭いので、ご飯の際は気をつけようと思った。
私は再び仕事に集中した。するとピコンとLINEの音が再びになったので、またえみかなと思って確認すると、横田くんからだった。
『お疲れ様です!そういえば、昨日の花束とても喜んでいただけました!ありがとうございます!』
私はLINEの内容を見て思わず嬉しくなった。やはり何年やっていても無事に花束渡せたかなとか喜んでくれたかなとか不安になってしまうからだ。だからこうして無事に喜んでくれたことを教えてくれると本当によかったと思う。LINEには先ほどの文章と共に写真が添付されていて、その写真には花束を持って喜んでいる女性の姿とその女性の方を抱いている男性が写っている写真が送られた。
確か、知人の婚約祝いとか言っていた気がした。私は『それは良かったです!私も喜んでもらえたみたいで凄く嬉しいです。』と送った。
てかお互い敬語になっちゃってるなー。
私はお互いのLINEの文章を見てクスッと笑った。私がLINEの内容を見ているとすぐ横田くんから返事が来た。
『お互い、気がついたら敬語になっちゃてますね。やっぱり付き合ってるんで、敬語なしで行きましょう!』『って、言ってる側から俺が敬語っすね。。。』
私は横田くんのLINEを読んで思わず笑った。
『そうだね!お互い敬語になっちゃってるね!これからゆっくりバレないように直していこう!』
こーゆーやり取り、正直、ちょっとワクワクしてるんだよなー自分。
私は仕事を再開しながらニヤニヤ笑ってしまっていることに気がついて、そのことにハッとして思わず周りに人の気配がしないかキョロキョロして誰もいないことを確認し、ホッと息を吐いた。
周りに人がいなくて良かったー。いたら結構怖いやつだと思われるよねー。
まぁここ数年は家の仕事に追われててこういう他愛ないやり取りとかってあんまりなかったからなぁ。ワクワクしちゃうのは仕方がないよねー。
そんなことを思いながら己で己のことを慰めていた。




