まぁお互いフリーですし、付き合ってみましょうか。
「え、良いんですか?」
「え?まぁ私は別に。」
「そんな!自分の人生もっと大切にしてくださいよ!」
「あはははは!何で君が怒ってんのよ!ていうか、私がゲイって思ってなくて君の告白OKしちゃったらどうするつもりだったわけ?そっちの方が困ってたでしょ。」
何故か偽告白してきた相手に怒られるなんて思ってなかったので、またしても私はまた笑ってしまった。
「う、、それはそうですけど。」
あっ、またシュンとなった。
彼はとっても素直できっと上司の人もとても可愛がっているのだろうなとわかる。昔の私にはない素直さだ。
「確かに告白OKしてくれた場合のことは考えてませんでした。正直断られるかなとも思ってたんで。」
「いやいや、横田くんくらいのイケメンくんに告白されたらOKしちゃうよ。」
「え!・・・それは嘘ですね。」
何でそこで怪しむような目で私を見るんだ。普通にイケメンだったら誰だってテンション上がるでしょうが。
「だって、あの集まりの時にイケメンの田中先輩を普通に受け流してましたよね。」
私はそのことを言われて初めて田中くんのことを思い出した。確かに横田くんが言ったように顔はイケメンだった。横田くんとは違う格好良さで、横田くんが好青年なら田中くんは、元不良だっただろうなという見た目だ。
「あー、よく見てるね。」
「とても印象的だったので。」
まぁ田中くんは早々と私よりも10歳は若そうな友人の後輩と楽しそうに話してたけど。
そうなんだぁと答えながら私は私に話しかけた後の田中くんの行動を思い出して苦笑した。
「まぁとにかく、もし私と付き合う方がこの先横田くんにとってもいい方向に進めるんだったら私はいいけど。別に1ヶ月でも3ヶ月でもダメだったって言って別れればいいんだし。」
あれ、これじゃぁどっちが告白したんだか。
「なんか、これじゃぁどっちが告白したのか分かりませんね。」
「あっそれ今私も思った!」
クスッと横田くんが笑ってくれたので私もなんだか嬉しい気持ちになって笑った。
「じゃぁお試しという形でどうでしょうか。」
「私がそれ言ったことにしたことにしよう!」
「はははっ!いいですね、そうしましょう。」
横田くんが私の発言に笑いながら了承してくれたので、私はスッと手を出した。
「じゃぁこれから宜しくね、横田くん。」
横田くんは私の手を見て、彼も手を出して私の手を握ってくれた。
「はい、こちらこそこれから宜しくお願いします。」
そして私は横田くんとの交際が始まったのだ。




