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この作品には 〔ガールズラブ要素〕〔残酷描写〕が含まれています。

『骨まで恋』〜短編〜

作者: しる
掲載日:2025/12/21

とある暗い花園にLunetteルネットDoloresドロレスという少女がいました。

2人はお互いを愛し合い2人の関係を批判する者は2人によって滅ぼされていきました。


ある日2人は散歩していました。そうしたら目の前に大きな扉が出てきました。2人は恐る恐る扉を開けると其処はとても綺麗で美しくなんとも言えない花園だったのです。

するとドロレスがこう言いました

「此処に、ぼくらだけの楽園を作ろう」


ルネットは一瞬驚きました。ルネットは知っていたのです。此処が死の世界だと言うことを。しかしルネットは

「とても素敵!ドロレスが好きな場所なら私も好きだもの!」

と言いました。

2人は楽しそうにその花園を後にし扉を閉めました。


その日長く散歩をして疲れてしまったドロレスは眠りに入りました。ルネットはドロレスの寝顔を愛おしく見つめながら

「貴方が私を1人にしないのは知っているの、だから怖くないわ」

そう呟きながらルネットも眠りにつきました。


ー数年後ー

ドロレスはルネットの異変に気づきました。

「ルネット、この痣はどうした」

ルネットは驚き指定された痣を見ました

「今日、果実を取りに行く時に転けてしまったの、心配かけてしまったならごめんなさい…」

ドロレスはルネットが嘘をついているのはすぐに分かりました。ですが何も言いませんでした、ルネットがドロレスに嘘をつく時は毎度自分の為に嘘をついているのと言う事を知っていたのです。


その晩、先に眠りについたドロレスの少し離れた所でルネットが

「こんなにもはやく寿命が縮んでいるだなんて……」

こう呟きながら泣いていました。


そう、ルネットには寿命がありその寿命も残りわずかだったのです。

しかしドロレスは永遠の寿命を持つ。

もうすぐそこにお互いが離れ離れになってしまう事実だけが体に残されていったのです。


ーその時ー

ある日暗い花園で楽しくお喋りをしていたルネットとドロレス。

しかし座っていてずっとドロレスの顔を見ていたはずのルネットの視界が突然花の根になったのです。

そう、ルネットの寿命が尽きる日だったのです。

「え、あれ、私、どうして、動けない」

「ル、ルネット…?おい、どうした…?おい!なんで泣いてんだよ!おい!!!!ルネット!!!!」

寿命が尽きる時が来たと分かったルネットは涙を流しながら

「ね、ねぇドロレス…私達の約束、覚えてる…?」

「は…?約束……?」

「そう、私達2人だけの楽園……を、作ろうって」

「言ったさ!だから……生きろよ…………」

「へへっ、ごめんね、私もうダメみたい……。」

「……………まだ、まだ何か出来る……」

「ドロレス……私、貴方のこと本当に大好きなの……」

「ぼくもだよ!!結婚ってやつ!するんだろ!!…だから……もう一度、目に光を宿せよ…………!」

「お、おい……何か、言えよ……。おい、ルネット!!おい!!!!」


……。ルネットにはもう目に光は宿っておらず体は冷たくなり顔には涙の跡が残っているだけだった……。


「お前が居なきゃ、ぼくはどうしたらいい。光を失ったぼくはどう生きたらいい。ぼくは…………。」


ドロレスはルネットの亡き骸を抱きながら立ち上がり踊り出す。


踊り終わるとルネットの唇にソッとキスをし


「ぼくはさ、ルネットの居ない世界には用はないし生きる意味もない。ルネット、君だけなんだよ、ぼくを笑顔にしてくれるやつは、来世でまた会えたら、またぼく達は……」


その後は口に出さなかった。

そして果物ナイフで自分の心臓を貫いた。


「約束したろ?1人にしないって…………。」



「此処は……。」

魂となったドロレスは見知った扉の前に居た。

「ぼくは……はっ!」

ドロレスは胸元に手を当て先程貫いた心臓を確認した。だが心臓は動いていなかった。そこで分かった。

「魂だけになったのか……。」


その時扉が開いた。

ドロレスはルネットとの約束を思い出し扉の中へと入っていった。


「!!!!!!」

なんとそこでルネットが座って微笑みながらこちらを見ていたのだ


「本当に、いつだって貴方はそばに居てくれるんだね」

そう言葉にした。


ドロレスはルネットの元へ走りこう言う

「もう……会えないと思った。もうルネットと話す事も、出かけることも食べる事もできないと思った。ぼくはルネット、君がいないと何も出来ない。」


するとルネットはこう言う

「ドロレス、貴方が泣く所初めて見た……。私もよ、ドロレス。魂だけの存在になってドロレスが隣に居なくて本当にどうしたらいいか分からなかったの。寂しくて孤独で……。」


「ルネットだって泣いてるじゃないか……。」


「ふふっ、嬉しくてつい」


「ねぇ、ドロレス」


「あぁ、ルネット」


「「此処を、(ぼく)達の楽園にしよう!」」


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