青春をさせてあげる!
いつもの公園に行くために
電車に乗っていると、痴漢魔がいる。
こいつは女子高校生に尻に手を当て痴漢してる。デュフフという笑い声を立てながら、女子高校生の尻を触っている。よくできるものだ。即座に俺は席から立った。そしてそちらに一歩と歩く。
女子高校生は怖そうで今にも泣きそうな表情で立っている。痴漢魔はそいつの耳でここの駅で降りようかと少し聞こえくる。女子高校生は耐えれず、涙をこぼす。誰か助けてと思いながら女子高校生は耐えた。そうすると女子高校生の後ろから声が聞こえる。
「いでででで」
痴漢魔は静斗によって手を挙げられている。女子高校生はそれを見て驚愕している。痴漢魔の身長は大体160cm前後、対して静斗は175cm前後と言ったところ。
静斗は冷たい目線と鋭い目で痴漢魔を睨む。
痴漢魔は怒りを表す
「その手を離せ!気持ち悪い」
静斗はだが離さない。ただ冷たい目線と鋭い目を続ける。静斗はこう見て人一倍に力はあることは自分でも認めている。痴漢魔はこいつの力には勝てない。なぜなら俺は元赤帯だ。こう見て親父がまだ健康的な時は柔道に通って、鍛えられたからな。俺は柔道の才はあると認めている。そのおかげで正義感が強い。こうやって秩序に反するものが許せないんだ。
「一緒にこの駅で降りて、駅員さん呼びますよ。」
と冷たい眼で痴漢魔に言う。痴漢魔は恐ろしいものを見てるっていう目をしている。俺はこれでいい、恐れとけ。お前みたいなやつとは今後一切関わらないからな。関わる意味もない。牢獄で反省していな。俺はお前に情を与える予定もざらもない。女子高校生はこっちを見ている。さっきよりは表情は穏やか。よかった、こいつのせいでさっきは表情が酷かったからな、少しは穏やかになってくれてよかった
***
「ありがとう、春風くん」
そう言うのは知り合いの駅員さんだ。ここは俺の地元駅だから、顔知みりなのは当たり前だ。
痴漢魔は駅員さんに連れて行かれた。ザマァなさすぎるだろとにやりと笑う。すると女子高校生は俺の方に近寄ってくる、この子は大体150cm前後。なんと小柄の子なのか、紅葉もこいう小柄で大人しい子にならないか。いや急になったら気持ち悪い。あれは紅葉だからいいんだよな。女子高校生は俺に何か言いたげそうだった為、体を低くし,女子高校生と目線を合わせる。
「どうしましたか」
俺は微笑みながら聴く。これで良い。すると女子高校生はびっくりした顔で頬を少し赤くしながら発言をする
「先程はありがとうございます。助かりました。また何か後日お礼をさせていただきます」
なんととても礼儀がいい子だ、この子はきっと社会に上手くやっていけるのだろうと思った。だが俺は謝礼なんて求めてない。ただの俺がやりたくてやった行い。感謝される筋が1ミリ断じてない。だから、俺は彼女に微笑みながら言う。
「大丈夫ですよ。ただ俺がしたくてしたことですから。俺も時間がないのでお暇させていただきますね。」
俺はそう言葉を残しその場から去る。面倒ごとは大嫌いだからな。女子高校生は待ってくださいと呼んでいたが俺はそれを無視し歩く。わざわざそれに時間を使いたくない。俺だって時間を自由に使う権利はあるからな。わざわざ女子高校生に取られてはあるまい。
後から聞いた話だが、女子高校生は被害者ということもあり駅員さんに連れて行かれているのを聞いた。
まぁ、確かにそうか。そこまでは考えついていなかった。また新たな教訓だな。と話を聞いた時の俺は思った。
***
数分もすれば、俺がいつも立ち寄る公園「立花桜公園」にきた。ここの公園には中央にでかい木が立っており、とても綺麗な桜がある公園。地元ではとても有名な公園。よく、玲と紅葉とここで遊んでいた記憶が蘇る。懐かしい思い出だ。あの頃がずっと一緒にいたと思うと思わず少し微笑みが出てしまう。とりあえず、公園に入り、俺はベンチに座る。もう高校三年生か。と俺は考える。俺はもう17歳。いや、今年の12/18で俺は18歳になる。もう高校三年生であり、卒業なのだ。
俺は17年間青春を送れていない、その理由は主に一つ。家庭環境だ。俺は家庭環境の問題で遊べない。そうこれはまだ中学の頃だった。俺には母親はもういない。幼い頃に死んだ。その頃は悲しかったが、そこはもうしっかり立ち直ってる。だが問題は親父だ。親父は医師だ。親父の手はそこらへんの医師とは比べり物が付かないほど。だが、しかり親父は未知の病にかかってしまった。それから親父は家で自宅療養。俺が看病している。だから、俺はそれを治すために親父と同じ医師を目指している。だからこそ俺は東京の医療大学に行きたい。金ついては問題ない。外国にいる叔父ちゃん、叔母ちゃんが払ってくれる。大富豪なんだ、金には困ってない。だが親父が。俺を育ててくれた親父が心配なんだ、救いたいんだ。
風が吹く。静斗は桜の木を見ながら思う。この桜の木も次見た時には大学生だ。その時、俺は…どうなんだろうな。この桜を笑顔で見られるのか。見られないのか。…しばらく無表情で桜を見つめる。桜は風に吹かれ、花びらは落ちていく、それはとても綺麗な物だ。
さて、勉強をしないとな。俺はベンチを立つ。俺は青春してる理由がない。そう、親父を救うために。
すると後ろから声が聞こえてくる
『それなら、私があなたに青春というものをさせてあげようか?』
後ろを振り返るとそこには青髪と綺麗なエメラルドの眼をしている子が立っていた。こいつは誰だ?俺は疑問に思う。多分さっき考えていたことは声に出ていたんだろう。ともかく、目の前のあいつは誰だ。なんだ。漫画みたいに精霊みたいな感じが。そっから俺と契約を結んで異世界転生か、そんな展開ありえるのか。と、考えている青髪の子は
じーっと彼を見つめている何かを言いたげそうに。
「なんだ、言いたげそうな目でこっちを見て」
と、彼女に俺は質問した。そうすると彼女は急に俺にとって鳥肌が立つことをいう
「イケメンになったね。これが成長というものか。」
俺は何を言ってるのかわからなかった。イケメンになった?そもそも会ったことないのに俺の昔を知ってるみたいに言ってる、鳥肌が立つ。さっさとおれはここから去ろうと歩き始める。何だあいつは、急に意味わからないことを言ってくる。最近の女性はあんなことを言う人が増えてきてるのか。そう思うと怖いな。
なぜ俺のことを知ってる。それだけがムズムズする。
「待ってよ」
彼女は俺の手を掴む。だが俺は反射的にはらってしまう。その時の彼女の顔はびっくりして悲しそうな顔だった。彼女は問い続ける
「覚えて…ないの?」
覚えてない?俺はそもそも彼女と会った記憶がない。幼少期ならあるかもしれないが、そもそも俺は幼少期の記憶はほぼ存在しない。唯一存在してるのは玲と紅葉との遊んでいた記憶ぐらいだ。あとは何も記憶がない。
「よし、なら!」
彼女はまた俺の手を掴む。そうして彼女は俺の目とあわせて元気な顔でいい
「絶対に青春を経験させてあげるよ!」
といった瞬間、風が吹き、桜が散る。俺は目を瞑ってしまう。目を開けると彼女はいなくなる、風は落ち着く。なんなんだ。あいつは。とりあえず、俺は家に帰ることにした。




