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最後の青春  作者: 秋夜
出会い編
2/3

春風静斗

ここは「華舞学園はなまいがくえん

ここの学校は治安がよく、お金持ちな学校と言う名で有名な学校だ。だからそれなりに受験では苦労するが入ればとてもいい学校だ...と思う。部活は基本的にある部活からあまりない部活まで。例を挙げようか。

みんな大好き吹奏楽部。しっかり楽器が揃ってるし、演奏会の舞台は全て学校が用意しており、しっかり全国金を何回も受賞してる。強豪校だ。

その吹奏楽の演奏を一度聞いてみたが…


それは音に揺れがなく、全ての音が真っすぐだ。

トロンボーンの高音とかもすべて綺麗。

ほぼ全員音大志望と噂で聞いたことはあるが、俺には関係ない話だ。まあ、みんな「青春」をしている。

これから先、この人たちは音楽を楽しんでいくのだろう。とても羨ましいものだ。俺とは違って。

お前も学生ならしてるだろうって?


青春をしたことない学生なんてざらにいる。それは家庭環境、友人関係などのよって色々な理由でしてない人がいる。俺はその中の一人だ。っま、しょうがないよなと思いながらも俺も青春をしたかったとは思っているさ。まあ、だが俺の家庭環境は複雑なわけで、できるわけがない。友達いるのがレアだしな。

はあ、俺だって青春してみてえな


「春風!」


という声がでかく教室に広がる。そういえば、俺授業中だったなと確認する。皆がこっちを見る。あるものはヒソヒソと喋りだし、あるものは笑う、あるものはそもそも興味なさそうに前を向く。まあ、こんなものは中学生の頃からずっとだ。ただ外を見ていただけで笑われるとかどうなってるんだよ。

先生はため息をつき、黒板にある問題を指にさす


「これを解け」


問題はA・B・Cの三人がいる。3人のうち1人が真実を言い、ほかの不あたりは必ずうそをつく

A「Bは真実を言っている」

B「Cはうそつきだ」

C「Aは私と同じ(真実か嘘)だ」

真実を言っているのは誰か?

という問題。


ただの論理パズルだ。俺はでかくため息をついた。そうすると皆はまたこちらを見る。そのあと、俺は先生に言う


「真実を言っているのは【B】だ」


とつまんなさそうな顔で俺は問いに答える。簡単だ。

皆、硬い脳みそをしているから解けない。

先生は驚愕した顔になり


「...正解だ」


生徒は驚く。教室はまたもやザワつく。あいつらはわかっていなかったらしい。っま、わかっていたら俺と同じようにまじめに授業を受けないか。だが、真面目に受けてないやつは難しすぎて眠くなったのだろうと思いながら、俺は机に肘を付け再び空を見ようとするとある一人の生徒が派手に椅子から立ち、俺に指を指し言う


「なぜBなんだ!!」


素直に聞けばいいもの。全く。幼い子供か。

俺はそいつのほうに机に肘を置きそこに頭を乗せ眼をやり向いて説明する


「Bが真実と仮定しよう。その場合、Cは噓つきとなるんだ。Cが嘘つきなら「Aと私は同じタイプ」は嘘になるのは明白。つまりはAとCは異なるタイプになる。よってAは真実、ただ問題文をしっかり見てほしい。」


生徒は黒板を見て言う


「3人のうち1人が真実それ以外の2人は嘘。ということは、矛盾している」


俺はにやりと笑い話を続ける。


「そうだ。2人真実が居て矛盾していることになるだろう。結果、Bが真実、AとCが両方嘘で整合するのはこのパータンだけだ。だから答えは【B」だけさ」


説明が終わると盛大な拍手が待っていた。他の生徒は俺のほうを向いて


「すげえ、春風が頭いいなんて」

「春風くん意外ね」


などなど、聞こえてきた。っま簡単な問題だ。先生は新入りだから俺の頭の良さは気づいてなかったらしい。ちなみに先生は睨みつけていた、俺に恥をかかせようとしてもできないぞ。ごめんだが、この学校ではトップクラスに頭がいいからな。っま、ここの学校は順位発表を堂々他するのはないからな、ありがたい。あまり目立ちたくないものだ。まぁ今回のことだけなら、まだ何も支障がないだろう。


***


空を見て考えごとをすると、鐘の音が鳴り授業が終わる。俺が次の授業の準備をすると、ある二人が俺の周りに来た

一人が俺の後ろに立って、俺を後ろから抱く


「流石だな静斗。あんな難しい問題を解くなんてな」


言ったのは俺の幼馴染、柊玲ひいらぎれいという男。身長180センチの金髪の青目だ。クラスの人気者だ。

こいつはあんま頭が良いとは言えない頭をしている。


「また勉強教えてな!!」


と元気な声で言う。俺は玲をはらった。俺は玲を見ながら思う。こいつは昔から頭が悪いが性格がいい分、モテる。顔も非常に整っている。芸能事務所にスカウトされるほどな。その反面、俺はモテない。なぜ芸能事務所に入らないのか。入ったらファンお墨付きなのにな。


「怜、静斗が可哀想だからやめなよ」


とその子は愛想笑いしながら怜の耳をひっぱる


「おいおい、痛いぞ、紅葉」


と怜は紅葉の方を見て言う。俺もそれとと同時に紅葉を見る。この子は羅星紅葉(らせいもみじ)。黄色の目をしており紫色の髪で、怜の彼女だ。ちなみにこいつも俺の幼馴染だ。はぁ…全く俺の前でイチャイチャはそろそろおやめになってくれないかな。俺はそういうタイプではないこいつらは知っているのにな。ただ、まぁ二人を付き合わせたなら俺だがな。両片思いを見るのはなぜかとてもイラつくんだ。第三者目線からだとな。両方に恋愛相談を乗らせていたし、怜にずっと壁ドンを…今思い出しても鳥肌が立ってきた。


「ごめん、紅葉。」


と反省していない顔で謝る。紅葉はそれに軽く拳を握りしめ、怜の頭にポンとする。流石だな。二人を見ていると皆幸せになる。こちらから見るととてもおもろしいものを見させてもらってる。それを見てクラスも癒されている。学年内でとても有名なカップルだからな、しょうがない。推しカプだ言うてる人もそう多くない。


「はぁ、全くあいつもいれば良かったのに」


と怜は頭のうしろで手を組そう言う。…またその話だ。二人はその話をする。が、俺にはその記憶はない。ずっと一緒にいたのにその記憶は…ないんだ。どこかで頭打ったのかと思ってしまうが、覚えてないのはしょうがないと通している。わざわざわからないことを考えて時間を使うのは嫌だ。勿体無い。俺が玲だったら考えてたんだろうけどな。


「ちょっと、怜。その話もう辞めなよ。」


と怜の耳元で小声で紅葉に言う。聞こえってるつーの。俺は紅葉をじーと睨む。

天才様を舐めたら怖いぞ。馬鹿紅葉。

そういえば、俺の紹介をしてなかったな。

そうすると、静斗はまた空を見る。

俺は春風静斗(はるかぜせいと)。天才だ。

静斗は青い目を輝かせ、綺麗な黒髪が風と共に揺れる


***


その後、授業は終わり俺は荷物を鞄にぱぱと入れる。

すると怜が近づいてくる、怜が何かを言いかけたが

俺は


「じゃあな、明日話聞くよ」


と一言。残し俺は帰る。怜はその後も何か言っているが、ごめんだが幼馴染でも今日はあそこによるからな。俺がそんな早く帰る理由か…それは

いつもの『公園』によるために。

だが、この時公園に寄ったことを後悔することを俺はまだ知らない。

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