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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

kannivalism

『…ここは何処…?真っ暗……』


目が覚めると鉄臭い真っ暗な部屋にいた。

足が痛い。足に異常があるか調べたいが、真っ暗な為見えない。仕方ないから足を引き摺りながら手探りで電気のスイッチを探す。

床は所々粘っこい。足を地面に置く度にべちゃ、べちゃ、と何かを踏んだような音、感触がする。一体私が踏んでいるのはなんなんだろうか。そんなことを考えていると、ようやくスイッチらしい物を見つけた。押してみる。


カチッと音を立てて灯りが付いた。

…真っ暗だった部屋は真っ赤だった。

異様に鉄臭かった原因が分かった。床一面に広がる沢山の肉塊、血溜まり。

そして…人間の屍。

その屍達はまるで腹が噛みちぎられたみたいになっており臓器が飛び出している。


それを認識した瞬間頭がズキンと痛み、今までの記憶がフラッシュバックしてきた、痛みに叫んでいると言うのに記憶は止まらずにどんどん流れ込んでくる。


やっと痛みが止まり、思い出した。


カニバル

…私はcannibalだ。


cannibalとは人を喰らう人間のこと。

ここに転がっている沢山の屍。

全部ぜんぶ、私が食べたのだ。


足か痛いのは確か、食べる前に生き残りがいてその中に銃を持っている奴がいた。其奴に撃たれて足を掠めたからだ。

面倒臭いことをされたな。まぁ、その後にちゃんと〆てから食べたからいいのだが。

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