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スキルをよみ解く転生者〜文字化けスキルは日本語でした〜  作者: よつ葉あき
クリスディアへの道程

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42.ナポリタンを作ろう



「じゃ、メインを作ろうか」

「え!? 卵料理以外も作るの?」

「うん。卵料理はついでにやったもので、元々は別のを……ナポリタンでも作ろうと思ってたんだけど、疲れちゃった?」


慣れないことをすると、やっぱり疲れるよね。やめておいた方がいいかな?

そう思って尋ねると、マリーは勢いよく首を振る。


「ううん! 教えてくれるなら嬉しいわ。

でも……本当にいいの?」

「なにが??」

「ティアナに……料理を教えてもらう事になった事、さっき弟に言ったの。

そうしたら……

『普通、料理は弟子にした者だけに教えるものだ。弟子にもならずに、やり方や……特に新しいレシピを教えてもらうなら、それなりのお金を払わないといけないんだ。子供に手料理を食べさせたい。なんて簡単な理由で教えて貰えるもんじゃないし、新しい料理は【料理人】でも難しいのだから、姉さんには無理だ』

って叱られたの……」



なるほどね。

だから、オリバーさんはフライドポテトを店で出すのを、快諾した時にあんなに驚いてたのか。

気まずそうな顔でマリーが続ける。


「卵料理なら……ティアナが教えてくれなければ私には作れなかったけど、オリバーや弟が作ることはあるわ。

でも、ナポリタンなんて……聞いたこともないの。

家族のために料理がしたい、ただそれだけの理由で新しいレシピを教えてもらうなんて、やっぱり申し訳なくて……」


顔を伏せるマリーを覗き込んで、笑いかけた。


「マイカちゃんとルークくんも、マリーの……お母さんの手料理食べたいと思うよ?」

「でも……」

「レシピの事は気にしなくていいよ。

私だってマイカちゃん達に、お母さんが作った料理を食べてもらいたいって思ってるよ。

料理を作って、ビックリさせちゃお!!」


ふんすっ! と鼻息荒く拳をあげると、マリーはやっと笑ってくれた。


「ありがとう……。美味しいものが作れるように頑張るわ」




──…………




「まずは、具材を切ります」


今回用意したのは、

玉ねぎ、ピーマン、ベーコン、ウインナー、マッシュルーム、ニンニク。


「ニンニク以外の具材を5mm幅くらいにします。玉ねぎは縦半分に切って、芯を取り除き、ピーマンはヘタと種を取り除いてね。

ウインナーは斜めに。ニンニクは包丁の腹の部分で潰しておきます。」


「ティアナ! ウインナー、ちょっと残ってるわよ?」


「うん。それはね……子供たちの為に、ちょっと面白い事をしようかと思ってね?

残した何本かのウインナーは下半分を6等分に切ります。もし、6等分が難しそうなら4等分でもいいよ。

均等にして、切りすぎないように注意してね」


そう話しながら、私はテンポよく野菜を切っていった。ウインナーの飾り切りは6等分は難しいかな?と思ったが、試しにマリーにも何本かウインナーを切ってもらったが、やはり包丁の扱いは問題ないようで、簡単に6等分にしてくれた。


「では先にソースの準備を。

ケチャップ、だけでもいいんだけど少しトマトペーストを入れた方が美味しくなるから、ケチャップとトマトペーストに水を混ぜ合わせておきます」


ケチャップに少しトマトペーストを足し、トマトペーストより多い水を合わせ交ぜておく。

そして、大きな鍋に水をたっぷり入れた。


「では、たっぷりのお湯で、パスタを茹でます」


コンロに、ドン! とその鍋を置き、火をつけた。


「お湯が湧いたら塩を入れます。水に対して0.5%くらいの塩を入れると下味がついて、コシがでるの。

パスタは放射線状に広げて、くっつかないようにお湯に沈めます。パスタを入れるとお湯の温度がさがるから、再び沸騰するまでかき混ぜて、パスタがくっつかないように気をつけて。

沸騰したら、弱火にして静かに沸く程度に火加減を調節してね」


パスタが茹で上がるまでの間に具材を炒めるべく、フライパンを出した。


「フライパンにオリーブオイルとニンニクを入れて、中火で香りが立ってきたら、玉ねぎを入れます。

玉ねぎに火が通ってきたら、ウインナーとベーコンを追加してさらに炒める。途中で焼き色が付いてきたら火を弱めてね?

特に飾り切りしたウインナーは焦がさないように。

最後に残りのピーマン、マッシュルームを入れて更に炒める。焼き色が着いてきたら一旦火を止める」


そこへ塩と、コショウを少々。

全体的に混ぜ、ニンニクと飾り切りしたウインナーは取り除いた。


「先に作っておいたトマトソースを混ぜ合わせ、弱火で温めます」


ちょうどパスタも、茹で上がったようだ。

私はパスタを1本取り食べてみる。

うん。ちゃんとモチモチになってる!


「こうやって、茹で具合を確認してみてね。

1本食べてみて、普通はアルデンテ……少し芯が残るくらいだとちょうどいい茹で加減なんだけど、ナポリタンの場合は好みだけど、モチモチのが美味しいと思うから、ちょっと長めに茹でる方がいいよ」


そう言いながら、覚えてもらうためにマリーにも

1本パスタを渡し食べてもらった。

アルデンテと、芯が無くなった物を食べて貰った。



「今回は気持ち柔らかめで。

普通のパスタならパスタソースや具材と一緒に茹でたり、炒めたりする時に火が通るから、ちょい固めのがおすすめなんだよ」


そう説明しながら、パスタをザルにあげ水切りをした。そのパスタをソースを炒めたフライパンへ入れる。


「パスタと一緒にコショウとバターを入れると美味しくなるよ。バターが溶けて、ソースが満遍なく絡んだら、これで完成!」

「わぁ! 美味しそう!!」

「お好みで、粉チーズやコショウをどうぞ。

私は粉チーズたっぷりが好き。

じゃ、試食しよっか」


そう言いながら、私は小さめなお皿にナポリタンを盛った。




次回、43.女の勘

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