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常識に囚われないテンサイ  作者: 旭
天才
2/2

彼女は知らない・みんな知らない・俺は知ってる

気が向いたら投稿である。


気分次第である。


気まぐれである。


すぐに見れた人は今日の運勢は大吉である。


普通に生きる。


それが俺の目標であり、ポリシーだ。


人によって普通の基準は違うだろうが俺にとっては自分が幸せであればいい。余裕があれば他の人を助けてあげたりもする。とにかく自分のしたいことが出来ればいいのだ。


学業や運動も「やる時はやる」という自分なりのポリシーをもって頑張っている。


勉強は中の上くらいにはできるし、サッカー部だから運動はそこそこできる方だ。


性格はとにかく優しくすることに決めているし、顔はまあ不細工ではない。かといってイケメンでもない。


分かりやすくいうと、漫画の中に出てくるモブキャラみたいな顔だ。


なんか自分で言っていて悲しくなってきたからこの話はやめる。



こんな普通な俺だが、一つ「普通ではない」ところがある。


それは、ある幼馴染のことだ。


昔からの知り合いで高校も同じ彼女なのだが、一つ問題点がある。


一つと言っていいのか分からないが突出して問題なのがそれだからいいだろう。


簡単にいうと彼女は「天才」だ。


学業・運動・芸術その他もろもろ、すべて完璧にこなす超絶美少女。


おまけに50mを3秒で走るし、垂直()()では20mを跳ぶ。握力は最大200㎏と噂されている。


これはまだ序の口。

ここからは俺だけが知ることだが、彼女は透明人間になれる。()()ックができる。まだ作られてもいないテスト問題を予測することができる(的中率100%)。


これだけ話せば、彼女の異常性を理解できただろうか。


彼女は人間を超越した、いや、人間を辞めた人物である。


俺はこれらの事実を生で見て今までの考えを改めた。


「天才っていうのはこいつみたいなやつのことを言うんだな。」


誰にもできないことが普通にできる彼女は天才だ。



 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


そして現在。


彼女は俺の隣を半袖&スカートで歩いている。


時は1月6日、バリバリの真冬である。

なぜ彼女はこのくそ寒い日にこんな格好で歩けるのか。


「何言ってるの!今日はとっても温かいじゃない!」


彼女は俺にそう言ってくるが今日の最高気温は6℃である。


これも彼女の異常な点である。


これは俺の予測だが、彼女は自分ができると思ったことを可能にする力がある。


今彼女が温かいと思うのも、彼女が寒くないと思っているからだ。


「もう少し肉をつけたら?熊さんみたいに暖かくなれるわよ!」


分けて欲しいその元気。

ていうかそんなこと考えないでくれ。

お前が思うと縁起でもなくなるからな。


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


さて、六時間の授業も終わって現在は放課後である。


今日は部「ねぇ!」活もない「聞いてるの!?」ので本屋に「一緒に帰りましょ!」寄って...


「今日は本屋に寄るから無...」

俺はそう言いながら振り向いた・・・が誰もいなかった。


あれ?気のせいか?さっき俺のセリフにあわせてあいつが話しかけてきた気がしたんだが。


「本屋に寄るの?とっても楽しそうね!私も行くわ!」


いや気のせいでも幻聴でもない。確かに聞こえる。


これは()()だな。


俺が軽く腕を振ると、何もないはずの場所で何かに衝突した。

そこにいたのか。


「じゃあ一緒に行こう。」


「やった!楽しみね!私本屋に行くのは初めてなの!」


今の現象は名付けて、『後ろからびっくり大作戦』ってとこかな。


恐らく、『俺の背後からいきなり話しかけて驚かせよう』と考えていたのだろう。


その考えが透明になる力に()()()()

と、俺は予測する。




ちなみに俺以外の人には普通に見えているらしく、その状態で他の人が彼女に話しかける姿は俺にはあまりにもおかしく見えて吹き出しそうになったのは別の話である。




主な登場人物はまだこの二人だけですがこれから少しずつ増えると考えられます。


どれだけ長編になるかは私の気分次第である。

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