表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

2/10

第一話

 朝が来た。今日は、なんだかとんでもなく長い眠りから覚めたような気分だ。 

 俺はいつものようにように起き上がり、目を擦る。しかし、頭が冴えてくるにつれて、その異様な光景への違和感が強くなる。

 見た事のない部屋。見た事のない材質の床、見た事のない材質の壁。

 ここはどこだ。そもそも、なんで俺はこんな場所に? 


「貴方は死んだのよ、羽賀 威信(はが いしん)


 声のする方を向くと、女神が居た。


「私の名前はメガミィ。暴走トラックに殺された貴方をこの世界に呼び出したのは私です」


 そうだ、思い出した。俺は学校に遅刻しそうになって、走っていた所をあのトラックに轢かれて……


「ここは、世界の管理室です。その世界は、ナラウという、貴方の住んでいた所とは別の次元に存在する世界。そして私は、この世界の管理者です」

「なぜ俺を呼び出したんだ?」

「貴方には、倒してほしい者が居るのです。それこそが、ナラウに転生してきたあのトラックです」

「トラックもこの世界に居るのか!?」

「ええ。トラックは貴方の居た世界で、貴方の家族も含め罪の無い86人もの人々を殺しました。貴方はトラックを許せますか?」


 トラックが俺の家族まで…………?

 ムカムカムカムカムカムカムカムカムカムカムカムカムカムカムカムカムカムカムカムカ


「……………許せない!!!!!」


ゴオオオオオオ(殺意の音)


「この殺意!やはり貴方を選んだのは正解だった!貴方に相応しいジョブを与えます!これでトラックを倒してください!ピカピカー」


シュインシュインシュインシュインギューーン


━━━━こうして、俺は破壊神になった。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ