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ネバーランドアンフラーゲ  作者: 水無月 彩
4/5

ー 夢魔の嗤い ー

「ハァ……ま、アイツと会話しようと思う方が無理な話か」


案内屋……詐欺師みたいな口調で自分の言いたいことしか言ってなかった。

「はは……アイツは色々と悪態づかれてるけど、詐欺師のワードは初めて聞いたな」

「へぇ……え?」

あれ?今、口に出てたかな?


「え、読まれた?」

まさかとは思ったけど、言わずにはいられなかった。

「俺は記憶屋。 お前の脳内の記憶を瞬時に読み取ったんだよ」

記憶屋はそう言って、トントンと人差し指で自分の頭を突っついた。

そしてニィと笑う。oh......


本人的に笑ったようだが、かなり癖があるようで。笑顔慣れてないのかな……。

「うるせぇ!あんま笑わねぇから仕方ねぇだろ! ……ま、依頼あったら気軽に頼めや。 んじゃ」

記憶屋はポケットに手を突っ込んで、そのまま本の彫刻がされたドアの中へ消えていった。



頭の整理が必要のようだ。

まず、私はさっきの案内屋に選ばれた(理由不明)。

そして、一日一回だけ彼ら(恋愛屋や記憶屋)に仕事を依頼する。


……でも、それでどうなるんだろ。夢の中の話だよね?

取り敢えずどこか入ろう。夜も短いだろうし。なんか今日は楽しい夢だな。最近暗いとか怖い夢ばっかだったし……。


ぐるっと見回す。

扉の中にいるのは知らない人である。人見知りな私が果たして話しかけられるだろうか……?

でも此処の質問もしたいし、中にいるのが優しそうな人であればいいけど……。


そう願いながら、とあるドアを開けた。カフェに入った時のようなベルの音がカランと鳴った。

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