表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ネバーランドアンフラーゲ  作者: 水無月 彩
2/5

ー 夢幻の回路 ー


✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼


「ここからは君だけで進んで」


急に案内屋は立ち止まる。

目の前は薄暗くて、夢の中だと分かっていても一人で歩くのには少し抵抗がある。

「え、でも……」

「大丈夫、怖いものはないよ。ただこの道を真っ直ぐ行った先にあるドアを開けるだけ、ね?」


夢の中の暗闇って現実のよりも暗くて怖い。

でも彼女の声と笑顔は、そんな暗闇に灯るランプのように優しくて明るかった。


彼女の手を握る力が強くなる。

「……わかった、ありがとう。 えっと……」

「ん? ああ、僕は案内屋だよ」

「そう。 ありがとう案内屋」

私は彼女から手を離した途端走り出した。 その温もりが消えぬ内に、そこへ辿り着くために。


「……案内屋は色んな所へ案内するよ☆」

彼女が何かを呟いたが、振り返ることはしなかった。


夢だからか、走っても息切れがない。運動神経が悪い私でも夢の中では早く走れる。


ギィ……

大きな扉が、私がそこに辿り着く前に独りでに開いた。


──明かりだ!


私は走り抜けた。


✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼


その先にあったのは、いくつもの扉。

気がつくと先程入ってきたドアが消え、360°ぐるっと私の周りにドアがある。


そのドアの上に、本や時計などのイラストみたいなものが彫刻されている。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ