ー 虚夢の導き手ー
初めての投稿作品です(緊張)。
あらすじも、ちゃんと書けませんでした……トホホ……
何かと文章に至らぬ点があるかと思いますが、暖かい目で見ていただけると幸いです。
更新頻度が多分バラバラになります。
でも、頑張って最後まで書こうと思います!
さて、今回のお客様も色んな悩みを抱えてお出でで……。まあ、私どもの仕事が増えるので大いに歓迎でございます。
人の欲望は耐えないものですね。たとえ、その代償に犠牲があろうとも……。
──貴方様のご依頼を心よりお待ちしております
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
……なんか体がフワフワする。こういうのを明晰夢って言うんだっけ?
「おや、迷い人だ」
ぼんやりと明かりを放つランプを手に、一人の少女が歩いてきた。
金色のショートヘアが明かりに照らされて輝く。格好が男っぽくて、一瞬男の子かと思った。
「あなたは?」
「僕は案内屋。 此処への迷い人を案内するヒトだよ!」
「お店? 企業?」
何言ってるの、この人。ちょっと……関わりたくない。
「ああ、僕は依頼は無理なんだよ。この先にいるヒト達に依頼してね☆」
いや、そんな元気にウィンクされても全く分からないんだけど。
話、全く通じないし……。
まあ夢だし、気軽に楽しんでみようかな。
「さ、お手をどうぞ」
彼女は、女の子のくせに紳士のように恭しく手を差し伸べてきた。
私は緊張しながら、そっと手を重ねる。
「……うん」
あれ。私、今笑えてたかな……?