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大人のための童話

「うらしまたろう2(バックトゥザアイランド)~太郎・復活編~」 50代でもまだイケる! おのれ乙姫、目にもの見せてくれようぞ!

作者: 安野雲
掲載日:2026/02/01

早いよ、早すぎるよ。そう言いたくなる。

いろんな場面で玉手箱を開けてしまう、うらしまたろう。

その後、思わぬ結果が待っている。

人生は玉手箱の連続である。

そんな気にさせる不思議な断片たち。

笑って立ち止まって、また歩き出しましょう。

待ちきれずに帰りの亀の背中で玉手箱を開ける太郎。


瞬く間に老人となり亀の背から落ち海の藻屑と消えました。


亀は…


大丈夫。亀は万年。



-------


「いや、いや、長居しすぎたよ。」


浦島太郎が浜へ帰ると、太郎を心配した村人が集まってきました。


お土産に渡された玉手箱 決して開けてはならないと言われていましたが、村人たちに急かされ遂に開けてしまいます。


「あ、これまだ熟成中か。開けちゃうと足が速いからちょっと塩辛いけどみんなで食べちゃいましょう」


めでたしめでたし。



----------

途方に暮れ玉手箱を開けようとする太郎の前に再び亀が現れます。


「太郎、乙姫様が大変だ。いまずぐ竜宮城へ帰ろう」


TO BE Continue…


-------


「乙ちゃん、ここに来てまだ焦らしですか。開けちゃいますよ。」


太郎はお土産にと運ばれてきた玉手箱を乙姫様の眼の前で開けてしまいました。


白い煙に包まれた乙姫様は…


あーあ。


-------


深夜。サラリーマン浦島太郎が家に帰ると、家の様子は一変していました。


「優しい」家族はどこにもいませんでした。


家族をこれ以上刺激しないよう、こっそり寝室へ。


途方に暮れた太郎はお土産の封を解きます。


カード明細。



太郎は肩を落としました。


----

問題。

次の文書の「」()に入る言葉それぞれを入れなさい。


島の田舎町で育った志摩太郎は若かりし日に遠方で起きた災害の復興ボランティアでに携わった。


そこで出会った女性と都会で家庭を築き、もう子供も独立した。


両親の死をきっかけに早期退職し、田舎へ帰ろうと決意した。


妻とは別離することとなった。都会の家、家財は元妻に譲った。


故郷へ戻るも、若い人友人は皆大人となり、昔の顔とは違っていた。


僕は、「 」だ。


いや、表向きやることはやってきたんだ。


中古の黒い軽自動車の扉を開ける。


アクセルを吹かすと、ドアミラーに白い煙が移る。


ここからが裏の僕の物語。


( )の物語はここから始まる。


-----

以上。

※決してこの玉手箱を開けないでください。



最後までお読みいただきありがとうございました。

いくつかの断片をお届けしましたが、いかがでしたでしょうか。

物語の終わりは、人によって違う場所にあるのかもしれません。

またどこかの物語でお会いしましょう。


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