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こんにちは。アームストロングです。

今日はラフマニノフとショパンといつもの3人で霊界の最も

人気な海に行ってサーフィンとスキューバダイビングをして

きました。

ラフマニノフはピンクの水着を着て嬉しがっていて、ショパ

ンは不審がっていました。ラフマニノフが言い出したんで

す。海で泳ぐのが最高だと!もちろん暑い霊界の太陽をにさ

んさんと照り付けられながら。コーラやサイダーを持ってい

きましたし。喉が渇いたときに飲むジュースの美味しいこと

といったら。ショパンが大声で「ああ!最高!フー!」と言

った時は、今度はラフマニノフがビックリしていました。シ

ョパンのバタフライはすごかった。迫力があった。ちょっ

と、気持ち悪かったです。ラフマニノフはプカーと浮きなが

ら、作曲していました。最初は海に行くときくらい作曲のこ

と忘れたらいいと提案したのですが、普段、毎回海で浮かび

ながらパソコンで作曲しているとのことでした。生前はパソ

コンなんてなかったから、手書きですべて五線譜に音符を書

いてたラフマニノフですが、ラフマニノフがパソコンなんて

なんかイメージが新鮮でした。ラフマニノフは海に潜って、

たくさんの魚を槍で仕留めていました。マグロやサメも罠を

しかけて、とったりして、それで寿司を食べました。霊界の

寿司屋が海の近くにあって自分たちで収穫した海の幸を持っ

ていくとその場でさばいて寿司にしてくれるのです。マグロ

はカジキマグロで大トロをショパンは15貫食べて気持ち悪

くなって吐いていました。

ショパン「大トロってたくさん食べれないよね。おいしいけ

ど、脂っこすぎる。」

ラフマニノフ「私は28貫目だぞ?まだまだだね。ショパン

君!」

ショパン「君は背が2メートル近くあるから胃が大きくて、

体が大きいから食べれるだけじゃん。全然すごくないよ!」

アームストロング「肉体は関係ないですよ。ここは霊界なん

ですから。ショパン君の舌が大トロを大量には受け付けなか

っただけだよ。」

ラフマニノフ「俺ががんばって罠をつくり、ゲットしたマグ

口だ。全て食べてもらう!」

ショパン「君には困ったものだよ!一番油が少ないさっぱり

した部分ならいくらでも食べれるからそこだけは食べてあげ

るよ!」

ラフマニノフ「じゃあ、中トロを食べてくれ!俺は大トロを

全て平らげてお手本を見せてやる!」

ショパン「話し聞いてた?」

私もスキューバダイビングといっても、酸素とかつけないで

ゴーグルだけでやりましたが、スゴイサンゴ礁とかが美しか

ったです。地上世界では見ることができない透明度の海でし

たし、たくさんの見たことない魚がいて、いつかすべての魚

を食べつくし、味を研究するという目標ができました。やり

たいなあって。

ヤシの実のココナッツミルクも飲みました。ラフマニノフは

10杯おかわりしてました。ショパンはコーラだけを飲んでい

ました。

私たちの行った海は、時間によって水の色が変わるのです。

ラフマニノフの履いていたパンツは水の色に合わせて、同じ

カラーになるようになっていました。魚を捕るとき、海の色

に合わせることで擬態して、魚が自分の姿がバレにくいよう

にする目的があったらしいです。

驚くかもしれませんが、ラフマニノフのピアノ協奏曲2番を

かけると、魚たちがものすごい勢いで寄ってくるのです。珠

玉の名曲であり、ピアノ協奏曲というカテゴリーでは最も有

名で人気なラフマニノフの2番ですが、魚をおびき寄せる餌

として使用しました。ショパンのピアノ協奏曲をかけ、海に

響かせると鯨が寄ってきます。何故でしょうね。

ショパン「鯨をおびき寄せられる私の曲の方が優れていると

いうことかな!アッハッハ!」

ラフマニノフ「鯨しか寄ってこないんじゃ需要がない。鯨し

か食べれないではないか。私の2番ならたくさんの種類を一

度でおびき寄せられるから、役に立つしな。」

ショパン「私が作曲したピアノ曲の方が、君より種類や数が

多いから私は負けてない!」

2人が何かと言い合い、張り合う姿は微笑ましいですね。

ショパンが特に気に入っていた自作曲のノクターン12番を

試しにショパンは進んでかけてみるとサンゴがダンスし、踊

り始めました。サンゴが動くのです。しかし、魚たちは逃げ

て行ってしまい「なんでだよ!」とショパンは怒っていまし

た!霊界では地上とは違うことばかりです。まだまだ新しい

発見がこれからあるんでしょうね。とても楽しみです!

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