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俺は裏方担当なんだが?  作者: 中野楓
第一章 いや、なんで俺が?

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5/5

EPー5

短いかもです

コメントを拾い雑談をしながらまったりとマップを探索していき装備なしで回れるところは回り切った。途中で知り合いと話したりはしたがチームに関してはやはり、光岡さんと小泉さんのところにお邪魔することにした。一つ不安があるとすれば女性V2に対して男は俺一人というコーンたちが騒ぎそうなシチュエーションということぐらいか。まあ、俺自身としては炎上したところでコメ欄の対応が面倒なだけなんだけど、スト鯖みたいな大規模な企画となると向こうのコメ欄感化もあれたりするのでそっちのほうが申し訳ないと思う。ん?chiquh?お前は自分で何とかしろ。俺が燃えたせいでもあいつのことは基本放置する。下手に出張っても余計燃えそうだしな。とそんなことを考えながら配信の準備を終え、モニターの前で一度背筋を伸ばすなど軽いストレッチをしながら暇をつぶす。



―――――


スト鯖DAY2 ここから始まる?

《Koh》


―――――


「こんばんは、Kohです。個人勢配信者?やってまーす。昨日に引き続きスト鯖やってくよ。」


[こんばんは]

[知らない挨拶してて、見るところ間違えたと思った]

[あれ、挨拶あったっけ]

[待ってた]


「ああ、挨拶ね。なんか適当にやってみただけだから明日以降もやるかは不明だし変わってる可能性も大いにあるからテキトーに流しといて。っと、画面映った?」


[大丈夫]

[畳回避]

[そういえば、待機画面って自作?]


「ん?この待機画面は自作だね。結構前に何個か描いてchiquhにあげたやつで、使われてなさそうなの引っ張ってきただけなんだ。こういうゲーム配信とかするならあったほうがいいかなって感じでつけてみた。もちろん名前とかは変えたけどな。」


[この人絵も描けるんか]

[クオリティ高い]

[chiquhってあんまり待機画面とか使わないからな]

[これ使ってないとかもったいないな]


「まあいいや、昨日満岡さんにチームを組まないかとお誘いされて今日その返答をしないとなんだよな。チーム自体には参加するつもりなんだけど、どうやって連絡取ろう。」


[ゲーム内のチャットは?]

[まあ、チャットがいいんじゃ?]

[とりまチャットじゃね?]


「やっぱりそうだよな。」


ーーーーゲーム内チャットーーーーー


Koh  『満岡さんいますか?』

Mituoka『いますよ!どうかしました?』

Koh  『昨日の話なんですけど、どこかで会えませんか?』

Mituoka『なら初期リスとかでいいんじゃないですか』

Koh  『わかりました!そこで会いましょう』


ーーーーーーーーーーーーーーーーー


「そういうことだから、適当に話しながら行きますか」


[了解]

[なんか、思ったより普通に話すんだな]

[もっと事務的な文面にするのかと思った]


「俺そんな硬そうに見える?相手次第ではあるけど、ほとんど会話と同じ感じだよ。流石にほかのマネージャーさんとか相手だとビジネス的な感じにするけど。」


[しっかりしてる]

[そういえば、配信始める前は口調も硬かったな]

[この人、裏方仕事全般やってるんだもんな]


 俺が初期リスに到着し周囲を見渡していると、光岡さんがこちらにやって来るのが見えた。


『お疲れ様です!無事に合流できてよかったですね。』

「そうですね。昨日話したチームの件なんですけど、僕もお二人とチームを組んでやってみたいです。」

『大歓迎です。よろしくお願いします。・・・正直言ってKohさんが私たちのところに来てくださるとは思っていませんでした。』

「いやいや、そんなことないですって。このスト鯖では今までかかわったことのない人とやっていきたいて考えていたので、初めに声をかけてもらって嬉しかったですよ。」

『ならよかったです。あの後、サラと二人で迷惑だったよなって話していたんですよ。』

「俺みたいな無名の配信者は、大手の人たちと関われるだけで参加した価値があるレベルなんですから。」

『いや、Kohが無名はないですよ・・・。今の登録者数って把握してます?』

「そういえば、先週あたりから見てなかったな。これにさんかする前に動画のストックためなきゃだったから。」

『ああ、それなら知らないか。じゃあ、今すぐに確認することをお勧めしますよ、炎上回避のためにも。』

「はぁ、じゃあちょっと待っててもらうな。」


ええっと、チャンネルの管理ページを開いてっと・・・・「え!・・・?????????????」


「なんで、20万人超えてるの???」

『なんか、すっごく困惑した声出してる。かなりレアかも。・・・じゃなくて、Kohさん戻ってきてください。Kohさ~ん?』

「ああ、なんで、こんなに?あれ?同接3マン?あれ?幻覚???」

『あっ、だめかも。リスナーさん、これどうしよう?chiquhさーんヘルプ!』


その後、いつも通りのテンションに戻るまでに5分ほどかかった。流石に増えすぎだろ!


「先ほどはすみませんでした。まさか、俺が編集に脳のリソース割いてる間にここまで増えているとは。」

『まあ、そうですよね。ただ、うちの事務所の先輩方とか、ほかの事務所の方とかもサーバーオープン前に話題に挙げてたのでそれが効いたのかと。』

「はえー。あれか、大半は俺の初配信荒らしに来た奴らだな。そういや、あいつらからも開始前にチームの誘いてたからな。全部断ったけど。」

『あの、本当に無名ならその人たちからチームの連絡とか届きませんから。私も先輩方からのお誘いなんてなかったですし。なんか、うらやましいですよ。』

「いや、あいつらの面倒なんて見切れないから。どうせ俺が入ったら面倒ごと押し付けられるだけだから。」

『一応、その方たちってこの業界のトップなんですよ?それに忘れてるかもですけど、chiquhさんも個人勢の中どころか企業勢合わせた中でも登録者数、同接どちらもトップクラスなんですからね。』

「ああ、そういやそうだった。なんか、ドッキリやら無許可の逆凸食らったりで面倒ごとのイメージしかついてなかったな。chiquhに関してはなぁ、何だかんだ付き合い長いから友達としか見えないんだよなぁ

。・・・って、こんなこと話してる場合じゃないな。」

『確かにそうですね。Kohさんって拠点の場所とか決めました?』

「いや、決めてないけど。そっちは良さそうな所見つけたのか?」

『はい、昨日のうちにいくつか候補は決めてありますね。あと、もうすぐサラもこっちに来るので三人で回ってKohさんの意見も聞かせてください。こういうゲームの定石とかはKohさんのほうが詳しいと思うので。』

「わかった。そういえば、チーム名とか決めてるの?」

『いえ、まだ決めてませんね。メンバーもあと二人くらいほしいので、集まった後かなと。』

「焦る必要もないから、落ち着いて決めていけばいいよ。改めて、よろしくな。」

誤字脱字などありましたら教えてください。

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