表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/10

確認


 その時、ワシの携帯が鳴った。

 一樹からだ。

「大丈夫」

 不安そうな息子の声。

「大丈夫じゃなかっ!ホールがつぶれた!」

「は?」

「は?」

 一樹と良子は同時に声をあげた。

「すごか今の雨にやられたったい。今からお母さんと体育館に避難するけん」

「家、危ないと」

「わからん・・・けど、川が溢れたらやばかろう」

「まじで・・・」

 絶句する一樹。

「また、何かあったら、連絡するけん」

 ワシは電話を切ろうとした。

「あっ、ちょっと待って、俺はどうしたらいい?」

 電話越しからも一樹の戸惑いがわかった。

「上の人に話してみろ。こっちは今、来てもどうしようもないけん。かえってそっち(職場)の方が高いけん(標高)、安全やと思うぞ」

「わかった。聞いてみる」

「おう、お前も気をつけてな」

「そっちも」

 ワシと一樹は同時に電話を切った。

「いるもんだけ、とりあえず持っていくぞ」

「はい」

 ワシと良子はとりあえず、必要な物だけ集め家を飛び出した。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ