1番の次は2番
もう疲れた。私は私の人生に飽き飽きだ。小説家になりたかった。若くして成功を掴んで情けない日々を変えてみたかった。学生の時から満たされない自己肯定感を小説を書くことで誰かに認めてほしかった。そのため周りの人がただ普通の人生を歩んでいるのを哀れな奴らで社会の歯車として俺のために死んでくれと本気で思っていたのだ。ただ動かなかった。他人のオナニーを見てても気持ちよくなれない僕はみんなの前で60年間オナニーしてた。もうすぐ死ぬが周りにはもちろん誰もいない。なんでもうすぐ死ぬのを知ってるかって?
拾った小型銃の銃口を右側頭部へくっつける。
「私は私の人生に飽き飽きだ」